毒キノコ

テレビのワイドショーで、見知らぬ男性から分けてもらった白いキノコを食べて、食中毒になった事件が何件か起きているというのを知りました。
この事件がそのひとつのようです。

* 10月13日(土)、昭島市在住の男性が山梨県北部にイワタケ採りに行った。
* 同日、山で出会った初対面の男性から白いキノコを10本譲り受けた。
* 14日(日)午後7時、自宅にて母親と2名で譲り受けたキノコ10本を炒めて喫食した。
* 15日(月)午前2時頃から4時にかけて2名とも下痢、おう吐などの症状を呈し、立川市内の医療機関に救急搬送され、治療後、帰宅した。
* 16日(火)午前7時47分、再度同医療機関に救急搬送され、キノコの喫食が判明した。
* 残品はなかったが、喫食したキノコの特徴を医療機関と保健所が患者に確認したところ、ドクツルタケ又はシロタマゴテングタケと酷似していた。
* 上記キノコによる中毒と臨床症状が一致していたため、17日(水)、医療機関から食中毒の届出があり、多摩立川保健所は毒キノコによる食中毒が強く疑われると判断した。
* 患者2名は現在も入院している。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2007/10/20ham400.htm

白いキノコをくれた男性は「大丈夫ですよ」などと食用であるかのように言っていたそうで、信用してしまったのでしょうね。それにしても、白いキノコを配った男性は、毒キノコだと知っていてやっているのかそうでないのか、気になるね。ホラーな事件の可能性があるよ。
うちの母親も、友だちとハイキングに行ったときにキノコを採ったりするそうです。ただ、ハイキング仲間にキノコに非常に詳しい人がいるので、その人がどれが食用なのかを教えてくれるので安心だということ。その人がいっしょのときでないと採れないとも言っていた。

前から思っていたのは、マジックマッシュルームと呼ばれているもの、あれも毒キノコですよね?幻覚というかサイケ効果があるようですが、ワライタケとかあの系統の毒キノコなんじゃないのかな?某ミュージシャンが外国で試してみたけど体質に合わなくて、帰国してからもしばらく後遺症に悩まされたという話を読んだことがあります。
キノコの毒はあなどれない。

追記 2007-10-26

山梨で見知らぬ男からもらった白いキノコを食べた、もうひとつ。山梨日日新聞から。

2007年10月14日(日)
もらったキノコで甲州市の家族3人食中毒
笛吹市内の直売所近く 見知らぬ男性から
 山梨県峡東保健所に十三日入った連絡によると、他人からもらったキノコを食べた甲州市内の四十代女性ら家族三人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え、山梨、甲州両市内の病院に入院した。県は毒性が強いドクツルタケとみられる毒キノコによる食中毒と断定した。今年の毒キノコによる食中毒は三件目。キノコは、女性が笛吹市内のキノコ直売所近くで出会った男性からもらったという。
 県衛生薬務課によると、食中毒症状を訴えているのは女性のほか、五十代の夫と七十代の夫の母。女性は意識がもうろうとしている状態。
 ドクツルタケはテングタケ科の猛毒のキノコで、全体が白い。食後十−二十時間後に発症するのが特徴で、県内では一九九一年に食べた男性が死亡している。食用のシロマツタケモドキと似ているが、ドクツルタケはカサがなめらかという。

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/10/14/3.html

先に紹介した例と同じく、山梨で見知らぬ男から白いキノコをもらってる。
この、白いキノコの男、は同一人物なのだろうか?
事件性があるのか、それとも単に似たキノコと間違えているだけなのか?