つきのこぎゃらりぃ「和み絵展」

11月3日〜11日 丸亀市天満町1-7-35 さんがわ呉服店「つきのこぎゃらりぃ」にて。
切り絵作家・寒川幹子氏の作品を中心とした、つきのこぎゃらりぃの絵画展。今年は切り絵は大好きな「蛙遍路」の新シリーズ、親子蛙遍路がカラーで登場。四季折々の景色の中を親子で旅する蛙遍路。透明感のある色彩に力強く動的な黒い線が生きる。蛙の表情も豊かで喋り声が聞こえてきそうだし、滝や川の水の流れや跳ね上がる魚のぴちぴちした勢いがリアルに感じられる。空を飛ぶ天狗の絵もあったがびゅんと速く風を切っていくのが伝わってくる。
東雲の剣山山頂など各地の様々な風景の切り絵もあり、描線の強い印象と季節を感じさせる色彩が景色を鮮やかに呼び起こす。
蛙遍路ワールドの金比羅参りの絵もあった。石段を登っていく蛙たちの後姿といい、にこにこしている土産物屋の蛙たちといい、主人に代わって参拝に来たらしい首に何か下げた犬やそこらで寝ているネコといい、観ているだけで、和む。和んでしまう。
人のかわりに蛙が登場するのは、「無事帰る」という願いも込めてのことだそう。
水彩画は、飼い猫をモデルにした作品が中心だった。伸び上がって窓の外を覗いている姿があり、モデルになった飼い猫はほとんど家から外にでないそうだが、絵の中ではいろんな場所に連れて行ってもらえているそうだ。展示を見ているとき、モデル猫が少しだけ顔を見せてくれたりした。絵から抜け出てきたようなかわいらしい猫さんでした。
「つきのこ」地図、もあった。「つきのこ」を舞台におはなしが作れそうなかんじ。
今回は記念に蛙遍路のポストカードを買った。
来年も楽しみにしています。

付記

おみやげに素敵なお礼状をもらえましたよ。蛙遍路のイラスト付き。