四国新聞では一面に報じられ、社会面には共同通信が男女記者それぞれに傍聴記を書かせ、男性と女性の感想のちがいを見せていた。
結婚を餌に女をだまして次々に殺す男性殺人鬼は、欧米では俗に「青ひげ」と呼ばれている。私はペローのおとぎばなしの本で青ひげ伝説を読んだことがあるけれども、それにちなんでの呼称。
犯罪実話マニア的に「青ひげ」の基本となる事件は、Ｈ・Ｈ・ホームズとアンリ・デジレ・ランドリュー。大量の犠牲者数におどろかされるのはホームズなのだが、チャップリンの「殺人狂時代」のモデルとなったランドリューのほうが一般的には知名度は高いかもしれない。
殺人博物館（http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/murder.htm）より
Ｈ・Ｈ・ホームズ（本名：ハーマン・ウェブスター・マジェット）
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/holmes.html
アンリ・デジレ・ランドリュー
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/landru.html
木嶋佳苗のような、女性が金銭目当てに男をだまして殺すと黒後家グモにたとえられることが多い。しかし、上のお二人にくらべると、凶悪犯とはいえやはり女というか、稚拙ですわな。
