日本のマスメディアは中国風?

朝日新聞デジタルより。
【放送】日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか? 筆者 金平茂紀
http://www.asahi.com/digital/mediareport/TKY201209070270.html
読んでると、日本のマスメディアっていうのは、わりと中国のそれに近いのかなあ、と思えてくる。だからなんだというより、読む側がこういう面を意識した上で読まないといけない、ということになるだろうけれども、また、欧米だって常に日本や中国よりいいのかっていったらそういうものでもないだろうし。
文中で指摘されている、現在マスメディアの中枢にいるであろう世代に目立つアレルギー的な大衆運動嫌いというのは、同世代にあたるせいかわからなくもない。しかしその感染源はやはり上の世代、たぶん学生運動に関わって失望した実体験を濃く記憶してた人たちだったような気もします。
週刊金曜日でも取り上げられていた「正しい報道ヘリの会」について。

僕の記憶では、首相官邸前の抗議行動をめぐっては、6月22日の「報道ステーション」の「ツイッターで広がるうねり」というミニ特集が、最初に詳報したのではなかったか。この時は4万5千人という人々が首相官邸前に集まったが、NHKはカメラクルーを出していなかった。この間の事情をNHKの元プロデューサー永田浩三氏はこう語る(『マスコミ市民』12年8月号から)。

 〈たとえば「ニュースウォッチ9」をみても、……あれだけ多くの人たちが大飯原発再稼働に反対して首相官邸を囲んでいるのに、4万5千人が取り囲んだ時は、クルー一つ出していません。ですから、その翌週は「正しい報道ヘリの会」が立ちあがりました。NHKは日常的にヘリコプターを使えるのに、「どうせNHKは取材してくれないだろうから、皆でお金を出し合ってヘリコプターを飛ばそう」と、なけなしのカンパが集められたのです。涙が出るほど情けない事態です。NHKはもういらないと言われたようなものです〉〈その翌週の金曜日の午後、僕はNHKの仲間に電話をして、「今日また取材しなかったら、大変なことになるよ」「いま報道しなければ、市民から強い批判に晒(さら)されるだろう」と言いました〉〈権威や公の機関に尻尾を振って情報をもらい、何の疑念も持たずに情報を垂れ流していてはなりません。経産省前のテントに集まっているのはどういう人たちなのか、首相官邸前で声を上げているのはどういう人たちなのか、自分たちでちゃんと取材をして見極めることができていないと思います〉

http://www.asahi.com/digital/mediareport/TKY201209070270.html