冷えだした

昨日は例年にくらべて生ぬるい気候だと書いてしまったが、今日は曇り空が広がり、風も冷たく、夕方から冷え込みだし、冬が近づいているのを実感させられた。天気予報では明日は雨になるらしく、そのせいもあるのかもしれない。
本日の四国新聞の書評欄では孫崎享『日本の国境問題』(ちくま新書)が取り上げられていた。文中では同じ孫崎による『戦後史の正体』が現在ベストセラーになっていることにさらりと触れ、しかし、書評は『日本の国境問題』の内容について論じていた。孫崎享の著書の中から無難なものを選択して取り上げたといった印象。
孫崎の『戦後史の正体』は田舎の書店にも並ぶようになった。いつも利用する本屋でも、新刊本のコーナーの棚に、表紙が見えるような格好で立てかけられていた。奥付きを調べると五刷目の本だった。そうか。売れているのか。まあ平積みになっていなかっただけマシかなと思った。このへんが田舎ののどかさ、人によっては鈍感さ情弱さに見えることかもしれないけれども、無駄な情報にふりまわされたり無理やりのって見せたりすることもないだろう。
ネットなんかやらないほうがいいのかもしれない。そんな風に思うようになってしまった寒い秋の日。
イラスト:blue daisy