中央っ子芸術祭 ユープラザうたづ

まだ小学校に上がる前の年齢層の子供たちの作品展。青い海中を泳ぐサンマの群れの絵や、ライオン、キリン、トラなど黄色系の動物たちの像、くだものの絵、人の顔、日光が通ると透き通った彩を放つ箱、粘土細工や焼き物など、数々の作品、ひとつひとつ見ていると頭の中にいろんな想像が広がっていきます。
焼き物の小皿も、子供たちが作ると動物の姿が現れることが多く、動物型好きの私としてはうれしい眺めに。ゾウさんもいますが、恐竜の親子も。
粘土細工でつくられた動物には、恐竜も混じっていましたが、ディプロドクスやトリケラトプスかな、と名前を当てようとじっと見ていると、中には羽が生えていたり、まだ図鑑には出ていない怪獣もいて、でも作った人には名前がわかっているのだろうな、と、そんなことを思った。
サンマの絵は、技法は先生が教えているのでしょうが、黒味がかった背中と、腹の白い部分の質感がよく出ていました。そして、技法は同じでも、描いた人によってサンマの表情はちがう。泳ぎながら隣となにかおしゃべりしてそうで、このサンマはどんなこと言いそうかな、などと、考えていると、自分が絵本の中に入っていったような気分になれて楽しい。
芸術の秋、読書の秋、でも、今日も日中は蒸し暑い、半袖でちょうどいい気温でした。ああ、秋なのに!