うたづ Art Award 2014 入賞・入選作品展覧会

3月2日まで、ユープラザうたづ、入館無料。
一階ロビーと二階の部屋と廊下を利用して展覧会場を作っていました。個人的には動物の絵が印象に残ります、ライオン、ユキヒョウ、猫、犬、象、シマウマ。ネズミをつかまえた猫のドヤ顔、脱出しようとする象の鼻を振り上げて駆け出そうとするよし今だ!感、また、夢の光景だそうですが塩田で働く人の間に犬がいたのも見逃せません。象頭山からたちのぼる幻影に現れた象さんたちはほのぼの仲良さそうで、同じ象頭山を見ても志賀直哉の妄想とはまったくちがっていて人それぞれ思いはいろいろですね。あと、妖精が踊っている絵、顔が動物ぽくかわいいようで何考えているかよくわからない妖精らしさが出ていました。
ポーランドの人が描いた絵はきれいなようで黒沢清の映画「回路」を思い出させる不穏さも潜んでいた。絵を見ながら歩いていると、「殺しのドレス」「サテリコン」「サスペリア2」などの映画のシーンを思い出したり。イタリアの人が描いた海は紺碧で太陽に照らされている。抽象画もいくつかありました。技法もいろいろ。
ちょっとした異世界めぐりの気分が絵の展覧会では味わえますね。