世界の名曲と美しき日本の歌

ユープラザうたづにて鑑賞。
ソプラノ:池田理代子; バリトン:村田孝高; フルート:中村忠; パーカッション:吉田千春; ピアノ:飯坂純;
協演:宇多津少年少女合唱団
池田理代子のクラシックコンサート、ユープラザうたづに来てくれるのは三回目になります。第一部は泰西名曲、第二部は日本の歌で、今回は宇多津少年少女合唱団も参加して楽しい展開になりました。
池田先生は、第一部は白、第二部はライラック色のドレスで登場。ほんとうにベルばらの世界から抜け出してきたようで、素敵。歌声は年々パワーアップ、現在は今回歌ってくれたヘンデルなど古い歌曲の勉強中とか。現れた時代は古くても、それと出会って興味を持った人にとっては自分にとって新しいものだというのは、音楽に限らずありますよね。私はNHKのラジオで聴いて日本の漢詩にはまったりしましたし。
日本の歌では芳賀矢一作詞「鎌倉」を取り上げ、配布してくれたルビ付き歌詞を読みながら解説もしてくれました。昔はこういう歌を学校で習って歴史のアウトラインをつかんだ、今の学校でもこういう歌をぜひ教えて欲しいと語られました。古文は一見意味がわかりにくいような気がしますが、語呂がいいので何度も音読しているうちに覚えられ、文句を覚えるとだんだん意味合いもわかっていたりします。古文の勉強はそういう点で英語学習に通じるものがあるのではないでしょうか。
バリトン村田はいつもながら大迫力、少年少女合唱団もよかったですよ。ぜひ来年も観たいです。