- 2016年、アメリカ
- 監督・脚本:ガース・ジェニングス
- 音楽:ジョビィ・タルボット
- 声の出演:バスター・ムーン(内村光良)、ミーナ(MISIA)、アッシュ(長澤まさみ)、ジョニー(大橋卓弥)、マイク(山寺宏一)
ユープラザうたづ、親と子の映画鑑賞会で、吹き替え版を鑑賞。
倒産寸前の劇場主がのど自慢大会を企画する。
バスター・ムーンは子供の頃父親に連れられて観に行ったショーに感激し、いまは劇場主となっていたが、興行的に失敗が続き、劇場は差し押さえられそうになっていた。起死回生策として町の人たちを出演させるのど自慢大会を思いつき、優勝者には賞金を出すと宣伝。期待以上に応募者が集まり、その中から選んだ出演者と共に本番に向けて稽古を始めた。しかし、宣伝ビラに賞金額が打ち間違えられていたことから次々とトラブルが起こる。……
アメリカ娯楽映画のおいしいところをお子様にもよろこばれる味付けできれいに仕上げた幕の内みたいな作品。2歳以上入場可ですから、わかりやすい話がテンポよく続き、その合間にヒット曲がちりばめられていますから、飽きもせずだれもせず楽しめます。こういう娯楽映画はもうファミリー向け作品でないとできなくなってるのね、という感慨もありました。
出場者それぞれドラマがあり、ひとりひとりのキャラも魅力的で、群像劇として秀逸、最後の大団円でうれしい気分になれました。
白ネズミのマイクは劇中ではスパイシーな役回りになってますが、シナトラの持っていた“愛嬌”をしっかととらえたキャラ造形になってました。脇では、ホタルイカが、柄を活かした好演を見せてくれます。