『ジ・オウム―サブカルチャーとオウム真理教』太田出版

ジ・オウム―サブカルチャーとオウム真理教

ジ・オウム―サブカルチャーとオウム真理教

いま手元にないので中身の紹介をアマゾンのページから引用します。

20世紀末ニッポンに燦然と姿を現わした、前代未聞のサブカルカルト教団オウム真理教を若き識者/不見識者が徹底検証。上祐氏ら有名幹部の入信のきっかけとなった幻の「トワイライト・ゾーン」誌ルポ再録や、世界のカルト教団グッズガイドなど、オウムと日本のダークサイドをこの一冊に結集。

ふと思い出したのは、この本、村崎百郎と黒田一郎が寄稿しているんですよ。
こういう本でないと掬えないオウムの一面がたしかにあって、そういうところがおもしろがられていた記憶があります。オウムには、森高千里「非実力派宣言」や、うる星やつらの映画「ビューティフルドリーマー」なんかと通じるノリがあった、少なくともマスメディア越しに見ている限りでは。当時の若い子が入りやすかったのは、そういう雰囲気があったからなんじゃないでしょうか。出家、というのをさせてくれるのも、一部の人にとってはありがたかったでしょう。
当時の雰囲気を知りたければ、こういうサリンテロ直後に出たオウム関連本を見てみるのもいいんじゃないかな。