朝日のこの記事だけど

https://www.asahi.com/articles/ASLBT4T8GLBTUTIL025.html
はてなブックマークに上がってきていたから、ネット上ではある程度話題になっているのか、でもそれもはてなブックマークとか一部辺境に限られていると思われるのだが、なぜかこのまえの杉田水脈の発言を切り取って煽情見出しに仕立てた記事を思い出してしまった。
安田純平生還のニュースは、過去にあったイラクでの三人人質事件や、ジハーディジョンと後藤&はるながテレビに出た事件にくらべると、それほど話題になっていない。極私的体感印象だが、世間の大勢は、ふーんよかったね(関心持続せず)、程度なのではないだろうか。
朝日的には日本が「自己責任!」と噴き上がっているように、噴き上がるまでいかなくても、ふつふつとしているかのように想定してしまいたいのかもしれないが、そうでもないだろう。一般人のデフォとしては、さして関心が湧かない、なのではないだろうか。それはそれで、問題があるだろうが、それはまた別の話になる。
朝日は杉田水脈をある意味フレームアップして、ネット上で無理やり話題にし、そして新潮45を廃刊に追い込んだ。
自分たちの発信で世間を動かす快感、というのは、もともとマスメディアが占有していたもので、ネットによってその快感を得るツールが一般人にも広く開放されてしまった。だから、フェイクニュースだのなんだのというけれども、素人はマスメディアのコピーキャットでしかない。
なんというか、マスメディアの時代でもあった20世紀をどう評価するか、それをしなければいけない時期なのではないか。

(こういうとあれだが、それがなされていれば、カショギ斬殺もなかったかもしれないのだ……)