3Dプリンターと空手人脈


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 (人工サメ肌の)作成に成功したのは慶応大環境情報学部4年安田侑史さん(24)と同大先端生命科学研究所(鶴岡市)のガリポン・ジョゼフィーヌ特任助教(34)らのグループ。複雑な形状のうち、先端のとがった部分に注目し、微細な凹凸のデータを計測した。3Dプリンターに入力して型を作り、シリコンゴムを流し込んで完成させた。

 

 3Dプリンターで人工サメ肌を作る先行事例はあったが、使用されたのは数千万円の機器。今回用いたプリンターは数十万円で購入できるという。「初期費用は100分の1。膨大な予算がある限られた人ではなくても簡単に再現できる」とジョゼフィーヌさん。作成法は6月、米国の科学専門誌ジャーナル・オブ・ザ・エレクトロケミカル・ソサエティー(電子版)に掲載された。

 

安田さんはトライアスロンの選手で、「自転車に人工サメ肌を貼ったら空気抵抗はどうなるか」という思い付きが研究のきっかけになった。本物のサメが必要だったが、先端研に通う高校生の保護者や、ジョゼフィーヌさんが愛好する空手の関係者などで、漁業に縁ある地域の人々が届けてくれた。標本はネコザメ、アブラツノザメなど4種12匹が集まり、安田さんとジョゼフィーヌさんは「庄内の方々に感謝している」「地域の人のおかげで取り組むことができた」とコメントした。

 

3Dプリンターはいろいろな方面で活用されていますね。ISに破壊されたパルミラ遺跡の「再建」とか。

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