アラビア語はラップと相性よいね。
ラップ、というか、Hip Hop のスタイルは世界的に拡がっていますね。いま、若い子が好きなポップスというと、こういうスタイルが主流なのかな。アメリカのVevo見てもそんな感じですね。それで、なんか昔の日本のアイドルポップスというか歌謡曲の世界にアメリカのヒットチャートがぱっと見の雰囲気似てきてるような気がするんですが、これは私が年齢的に70-90年代くらいまでのロックバンドが多かったころの記憶に引っ張られてそんな感想を持つのかもしれません。
自分と同年代のアメリカのラッパーもまだ活躍中ですが(でもけっこう死んでるな……)、オールドスクールとかミドルスクールとかニュースクールとか呼ばれてるの? いや、よく知らないんだけど。
フランスの流行歌(フレンチポップス、という呼び方は古風になるのかな)も、ヒップホップ調のものが多いみたいです、YouTubeで見た限りの印象では。
今、NHKラジオまいにちフランス語応用編のオープニングに使われている、ストロマエの Alors On Danse も、そうですね。
Stromae - Alors On Danse (Clip Officiel)
2010年に世界的に大ヒットしたそうですが、わたしはフランス語応用編で初めて聴きました。ほかのクリップを見ると、ストロマエは曲ごとに様々なスタイルで演ってて、だからやっぱり歌謡曲的の印象を受けます。ストロマエは現在は活動休止中だそうです。
しかし各国のラップというかヒップホップ調の曲を聴くと、アメリカンミュージックの独特性をあらためて感じる、なんかすごくドライでシニカルでビジネスと一体化した殺伐感があって、そこがかっこよく響くのね。その裏打ちゆえに感傷性も強靭になるみたいな。基軸通貨はドルなかんじとダブるけど、その世界はいつまで持続できるんだろう。