リュウジンオオムカデ(琉神大百足)

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現地で噂の巨大ムカデをたしかめるべく探検に! みたいな出だしがよいですね。くわしくは記事を読んでみてください。

名前の由来の部分を引用しておきます。

 

 本種が美しい青緑色(ひすい[翡翠]色)の体色をしていることと、川に飛びこむ姿から、同様に美しい体色の鳥であるカワセミとおなじく、ギリシャ神話の女神アルキオーネの名前にちなみ、学名をScolopendra alcyonaとした。一方、和名は沖縄の故事にちなんでリュウジンオオムカデ(琉神大百足)とした。その昔、海に住む龍神の耳にムカデが入り、龍神は苦しんだものの、それをあっという間に食べたニワトリをみて、龍神はムカデとニワトリを恐れたことから、琉球王朝時代より船などには航海の安全を祈り、ニワトリの絵とムカデ旗(モカズ旗)が掲げられるようになった。龍神も恐れをなすが如く巨大な本種の姿と、この故事を重ね合わせ、また、本種の生息する琉球の深い森に敬意を捧げ、リュウジンオオムカデと命名した。
 本種は、通常は人間と接触しない森林内の水辺環境に生息しているものの、毒顎を持つため人間が咬まれると危険である。本種は絶滅が強く危惧されるため、遠くから見守っていただきたい。