ファイザーワクチンは超低温冷凍保存で

 

『世界』2021年6月号(Vo.945)

『世界』2021年6月号(Vo.945)

  • 発売日: 2021/05/08
  • メディア: 雑誌
 

 

保坂展人自治体としてパンデミックに立ち向かう(下・最終回) ワクチン接種へ」で、世田谷区のワクチン接種への取り組みが書かれているのですが、ファイザーのワクチンが取り扱いがむずかしく、保坂区長はファイザー社へも問い合わせて、超低温冷凍庫で保管しなければならないと調べてきていたのに、厚労省が冷蔵でもいいような説明をしてきたので混乱し、再度厚労省ファイザーなどに問い合わせて確かめて、ということになった過程が読めます。くわしくは『世界』をお読みください。

 世田谷区のように首長がきちんと調べてやってくれる自治体ばかりではなさそうだな、というくらい気持ちになりました……

 特集「イベント資本主義」では、近年のオリンピックという催しの変質とグローバル化における大都市の変質とどう関わっているか、など、パンデミック下で強行されようとしている令和東京オリンピックの行きつく先はどんなものかを考えさせられる記事が並んでいます。

 グローバル化の負の側面をこれでもかと見せつけてくるCOVID-19、「”イベント”の規模&震度でいったら、常考パンデミック>>>(越えられない壁)>>>オリンピックですよねえ?」それわかってて、それでもまだオリンピックを「人類の祭典!」とかって世界一のイベント扱いしてやるわけ??? ん? ん? ん? という、ネオコロナちゃんからの無言の圧力を感じてしまっている私の絵本脳。

 『世界』では、緻密な論考が読めますので、ぜひご一読を。