『世界』2022年5月号

 

阿部海太「民話採光 5 テテッポッポの音色」
新緑が清々しい初夏の空気が感じられる色彩。ぼんやりと座り込む青年の近くに鳩が。「テテッポッポ」とは鳩の鳴き声、能登に伝わる「テテッポッポき地蔵」から想を得た一場面。これは、血中ボンクラ濃度の高い者ほど突き刺さるおはなし、ボンクラ必見!

森さやか「いま、この惑星で起きていること 29 温暖化阻止へ声をあげる女性たち」
5月8日は世界赤十字デー、また今年の母の日、それで今回は女性に因んだ話題が取り上げられています。ニュートンの親戚にあたる女性アマチュア科学者や、ワシントンの桜並木の母ともいえる紀行作家エリザ・シドモアなどが登場。「サイエンスなママたち」など母親たちの団体の温暖化対策活動も紹介されています。

北條勝貴「亡所考 17 宛先のある研究」
大正から昭和初期にかけて宮城県で活きた女性の生活記録『八重子の日記』を読むことからはじまり、1930年代に活発化した生活綴方運動に触れます。この運動は治安維持法下に弾圧されたとのこと。詳しくは『世界』五月号で読んでみてください。

 

今月号は、読者投稿「コロナ禍を生きる」はお休みみたいです、ざんねん。

緊急特集 ウクライナ - 平和への道標と課題  が組まれていて

ウクライナ侵攻については臨時増刊が出るそうです。