ウクライナ侵攻でロシア軍による黒海封鎖が起き、中東・アフリカが黒海から輸出される穀物に依存していることがあきらかになった。
この中東・アフリカの食料不安・危機は、黒海封鎖以前から地域に共通する構造的問題により続いている。
気候変動への脆弱性、高い食料輸入依存、国際情勢下で起こる「食料の武器化」、アフリカには豊富な地下水の存在が見込まれながらも様々な事情により未だ有効活用への道筋が立てられないこと、また、小麦・米・トウモロコシの増産の影でないがしろにされてきた雑穀の価値を見直すべきではないか、など。
くわしくは『世界』10月号を読んでみてください。
記事では、シリア内戦の背景には干ばつで農業が続けられなくなった農民が大量に都市部へ流れ込んだことがある、また、アフガニスタンでの干ばつにも触れらていました。
「自分の後継者は用水路だ」と語っていた中村医師。ペシャワール会はいまもアフガニスタンでの活動を続けています。