ニューカレドニアに軍派遣/仏が非常事態、死者4人

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ニューカレドニアに軍派遣/仏が非常事態、死者4人
2024/05/16 05:22

 【パリ共同】フランスのアタル首相は15日、暴動が発生した南太平洋のフランス特別自治ニューカレドニアの港と空港の安全を確保するため、軍の派遣を発表した。フランスメディアが伝えた。政府は15日午後8時(ニューカレドニア時間16日午前5時)、ニューカレドニアに非常事態を宣言した。新たに憲兵が1人死亡し、死者は4人になった。

 アタル氏は、ニューカレドニアで中国系動画投稿サイトTikTok(ティックトック)を禁止するとも発表した。デモや暴動の呼びかけを懸念したとみられる。今後、非常事態宣言下で移動や集会の制限などの措置を取る。

メモとして。

 

 

ニューカレドニアについては、NHKラジオまいにちフランス語2024年3月号の、応用編「フランコフォニーとは何か」の第46課で、日本との関係が取り上げられています。1892年から25年間にわたり、鉱山で働くために日本からおよそ5500人が移民としてニューカレドニアに渡り、大部分は中心都市ヌメアに住み、現地のカナック人女性と結婚し家庭を築き、中にはフランス国籍を取得した人もいたそうです。しかし、第二次世界大戦が起こると、ニューカレドニアレジスタンスに参加、真珠湾攻撃の後は日本人居留者はスパイ活動の恐れがあるとして拘束されたそうです。

 

まいにちフランス語2019年11月号では、応用編「フランスで『世界』と出会う」第16課の「Florenceに訊いてみよう!」のコーナーで、ニューカレドニアには日本人移民の子孫がいて会うことができると語られています。第二次世界大戦後、日本人移民は日本に引き揚げなければならなかったそうですが、子孫は残っているんですね。

 

まいにちフランス語2024年度前期では、応用編は2023年度後期の再放送なので、先に紹介した「フランコフォニーとは何か」を受講できます。フランス語の歴史からはじまって、現在フランス語が話されている世界各国を取り上げる講座、今週はベルギーでした。ニューカレドニアについては予定だと10月に取り上げられます。とてもおもしろいので、聴いてみてください。