バイデン氏、大統領選撤退/ハリス氏が後継目指し出馬へ
2024/07/22 12:26【ワシントン共同】11月の米大統領選で再選を目指した民主党のジョー・バイデン大統領(81)が21日、撤退を表明した。6月の討論会で高齢による心身の衰えへの懸念が再燃し、民主党内で高まった交代圧力に抗えなかった。来年1月まで残る任期の職務に専念し、共和党候補ドナルド・トランプ前大統領(78)に対抗する後継の民主党候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)を支持すると発表。ハリス氏は党候補指名を目指し出馬すると表明した。
再選を狙った現職大統領が撤退に追い込まれるのは、ベトナム戦争の反対運動に直面した1968年のジョンソン大統領以来56年ぶり。二大政党の候補選びが事実上終わった段階の撤退は極めて異例だ。
民主党は党候補を正式指名する党大会を8月に控えており、ハリス氏を軸に新たな候補選びが進む。バイデン氏はX(旧ツイッター)に載せた声明で、民主党支持者に「結束」を呼びかけた。ハリス氏はバイデン氏からの支持を「光栄だ」とし「党候補指名を勝ち取る」と決意を示した。
メモとして。
日本人がどうこう言うことではないのは承知の上で感想書きますけれども、わたしはあの討論会は両者のキャラが際立っただけで、トニー谷的挑発ノリのトランプに対して、バイデンさんは自分のペースを保って質問にまじめに答えていて、バイデンのよい持ち味が出ていたと見ましたが、声に力がないとか、アメリカでは受けが悪かった模様ですね。
その後のバイデン下ろしムーブメントがマスメディア上で報じられ、Xではとあるアメリカの有名ジャーナリストが動画でバイデン下ろせと個人的な感想をポストしていて、アメリカはきびしいな、というのでは済まない、いやーな感じを受けました。
トランプは下品だけどそういういやらしさはないんだよな、とも思った。
やはり、しゃべくり漫才とか落語とか、ああいう芸能がなかったイナカなんでしょうね、アメリカは。ざんねんですがかんぺきなものなんてこのよにはないから。
VOAでは高齢のバイデン支持者が、バイデンさんはよくやっている、ちょっとしたことを大きく取り上げて高齢だからというのは高齢者への偏見、差別だ、みたいに言っているのを伝えていて、高齢者というのが有権者の中でけっこうヴォリュームがあるので彼らの支持がプラスになるのでは、というレポートもあったんですが、こうなってしましました。
アメリカも、もういい加減「若い国」幻想から醒めていい時期だと思いますし、超大国アメリカは相手に自分のペースに合わせるように強いる力は有しているので、バイデンアメリカは一皮むけるチャンスだったのかもしれないのですが、やはりパワー信仰のお国柄なんですね。