「極右政党が躍進」/英BBC放送が報道
2025/07/21 21:14【ロンドン共同】英BBC放送は21日までに、日本の参院選で参政党が支持を広げたことに関し「日本人ファーストの極右政党が躍進」と報じた。「移民やオーバーツーリズムへの不安の増幅を反映している」と分析した。
BBCは、日本政府が高齢化に対応しようと働き手となる外国人の受け入れ規制を緩和し、国民の不満につながったと指摘。移民が犯罪や物価高の増加を招いていると感じる国民もいるとした。「参政党の台頭は、日本の政局の転換を象徴している可能性がある」とも報じた。
メモとして。海外からはこう見えているんですね。
参政党については、都議選と今回の参院選ではてなブックマークで話題になるまでまったく知らない状態でした。はてなブックマークに上がって来た記事で、YouTubeから始まって、地方支部を広げて党員を増やし、既に各地方自治体に議員を送り込むというのをしていることを知りました。政党としては地道に活動してきているのですね。
今回の参院選では「日本人ファースト」の掛け声の下、演説で排外主義的発言をくりかえしたのが悪目立ちしていました。ただ、あの桜井誠率いる在特会なら傍目にわかりやすい悪意があって、したがって多くの一般人の目には奇矯な集団に映りましたし、じっさい飛び跳ねて在特会に参加したため逮捕され裁判にかけられた人がいましたよね。
これは私的感想ですが、参政党はそんな在特会とは異なって、何に似ているのかといえば、一時期の宮某とかのマスコミ文化人の「わかったうえであえてやってます」「加速主義♪」という、あのノリですね。インタビューで突っ込まれると「あれは選挙用のアピールです」としらっと答えたりしてましたし、それで支持が減ることはなかった。
あの一時期のマスコミ文化人のスタイルを自分たちが都合よく使える部分だけを取り入れて、上手に利用できる”スマートさ”があって、そのせいで一般人もあまり抵抗なくいっしょに「イチ、ニのサンセートー♬」と盛り上がれるんだろうなって。
最初は違和感を覚えても、みんなが使うようになると慣れて自分も使ってしまうネットスラングみたいな広がり方。ウィルスのように広がるといってもいい、自分も気がつかないうちに感染してしまう。
最近、なぜかまた90年代の悪趣味サブカルについて、根本敬が当時をふりかえって、私などは読んでいてご本尊が自分でそれ言ったらおしまいだろうと思うような弁明をしていたり、「?」だったですが、80年代のお笑いブームや女子カルチャーまで含めて総括しないといけないのかもしれない。あのビートたけしを男文化人が軒並み支持(もしくは看過)したのは何故なのか(ビートたけしのフライデー襲撃はやったことは赤報隊と同じです)、また、渋谷陽一の訃報が伝えられましたが、参政党がポスターで「政治はロックだ!」とか書いてるのを見ると、これは渋谷陽一も寿命が尽きるわなと思ってしまったり。
とにかく、参政党ですが、まだ言っていることがつたない印象がありますが、政党としては地道に活動を続けて党員を増やしてきたわけで、大化けする可能性がありそうなのです。
堀茂樹によると、エマニュエル・トッド『西洋の没落』で、LGBT問題をめぐる論議に関連して神谷宗幣氏の氏名が挙げられているそうです。
エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』(世界の計21の言語に翻訳されているのに、なぜか――意味深長なことに――英語訳の出版が決まっていない名著!)をフランス語原典で読んだ昨年初めには、私は参政党についてその存在すらよく知らなかったため、然るべき関心を払わず読み飛ばしてしまったのだが、今に… https://t.co/rZ1BTQuhCe
— 堀 茂樹 (@hori_shigeki) 2025年1月27日
あと、参政党の躍進を見て、村上龍『愛と幻想のファシズム』を思い出した人が多いようですが(あの小説はオウムテロのときも引き合いに出されてましたね)、どちらかというと『だいじょうぶマイ・フレンド』や『希望の国のエクソダス』のほうが近いんじゃないかという気はします。個人の感想です。
村上龍が小説の中で夢想したことは、後年凶事となって顕現してきましたね。なので、村上龍を思い出させる点で、参政党は凶兆なのかな……
(『歌うクジラ』では小型ドローン兵器がいぱーい出てましたわね…………)