立憲・小川幹事長の映画「香川1区」 「えん罪報道」だった 疑惑の文書は別会社の作成

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立憲・小川幹事長の映画「香川1区」 「えん罪報道」だった 疑惑の文書は別会社の作成
2025/08/06 09:30

 映画監督の大島新氏が製作した「香川1区」(2022年1月公開)で、小川淳也衆院議員(現立憲民主党幹事長)の対抗馬の平井卓也衆院議員の疑惑として報じた文書が、平井氏とは全く関係のない会社が作成したものと判明、「えん罪報道」であることが分かった。平井氏は、大島監督らを相手取って名誉毀損訴訟を提訴した。

 映画「香川1区」は、「なぜ君は総理大臣になれないのか」(2020年6月公開)の続編。大島監督は小川氏の友人を公言し、「なぜ君…」で注目を集めた小川氏は2021年の総選挙で当選し、同監督はお祝いのあいさつにも立っていた。

 映画では、女性が「パーティー券購入枚数は10枚なのに出席者を3人に制限してきた」と話して示した文書が、平井氏の政治団体が作成したとの前提で、それが政治資金規正法違反に当たるとの疑惑を報じた。しかし、実際は百十四銀行高松市)の作成で、映画に出演していた女性は同銀行グループの社員だった。

 瀬戸内海放送(KSB、高松市)も、映画公開から2年半後に、大島監督を通じてこの女性と連絡を取り取材。2024年8月に、女性のインタビューを通して平井氏の疑惑を報じるニュースを10分を超える異例の長さで扱った。解散・総選挙のわずか2カ月前のことだった。

 平井氏側は当初から全面否定していたが、高松地検が2025年1月に不起訴処分とするまでの約3年間、「えん罪」を晴らすことはできず、2024年10月の総選挙では、小川氏に敗れた。

 既に、問題の文書は百十四銀行本社が作成してグループ会社に配布したことは明らかになっている。しかし、「女性と大島監督やKSBとの関係」「通常社内文書には発信元部署を明示するのに、なぜ百十四銀行作成の文書が平井氏の関係者が作った疑惑として取り上げられるようになったのか」など、その経緯について同銀行は口を閉ざしている。

 映画「香川1区」に関しては公開4カ月も前の2021年9月、総選挙が行われる1カ月前から、2分半ほどの映画宣伝動画を流しているが、当時、「過剰演出ではないか」との指摘が一部でもあった。

 小川氏が坂道をのぼりを立てて自転車で登っているところ、対向する軽自動車の中から運転手が手を振り、それに応える小川氏が映るシーンがある。しかし、この軽自動車は後日、車の上にスピーカーが設置され、共産党議員の「街宣車に変身」していたことが明らかになっている。

 周辺では「すれ違うタイミングが良すぎて、笑える」「撮影しているカメラが先回りした場所に固定されているのでは。台本があるの?」などと話題になっていた。

メモとして。

 

これはたいへん悪質な事件ですよね、なのになぜ銀行側は口を閉ざしているのか。 

 この映画、わたしは未見ですが、映画ファンとしては、ドキュメンタリー作品の作られ方、観られ方、また映画にとどまらず編集によるものごとの見え方など、いろいろ思うところはあって、話がとっちらかりそうになりますが、当時から「過剰演出ではないか」との指摘があったということで、もっと映画としてちゃんと評価されていればなあ、と思ったり。たんなる選挙用の宣伝物件だったということでしょうか。