『世界』2026年1月号 阿部幸大「戦争国家アメリカの平和 第1回 戦争なくして平和なし」

 

新連載。これから10回にわたって、ウィルソンからオバマまでの約100年を素描する。

 英語学習者にとっては、大統領のスピーチから原文を引用、翻訳とコメントをつけてくれているコーナーがとても参考になる。

 また、学生には、大統領のスピーチのような一次資料のテクストからどのように自分なりの「論」を立てるのか、具体的なプロセスに触れられる仕様になっている。

 第1回で取り上げられているのは、オバマのスピーチだが、これを読むと日本で一般に広く持たれている「オバマは平和主義者」というイメージが、実像からいかに乖離したものであるかがわかる。

 しかし、われわれは偏った「物語」を通じてしか「歴史」を知ることはできない――そのことを踏まえた上で、それらの「物語」を吟味し、歴史を分析できるようにならなければならない、そのための教材として活用してもらいたい、とのこと。

 『世界』1月号で読んでみてください。