モナーの親戚みたいなネコの釣り師が主人公。
気持ちのいい朝の海で大きな魚を釣り上げたネコは、魚をかついでどんどん帰りを急ぐんだ。
その途中、大きな魚に引き寄せられたいろんな動物たちはみんないなくなってしまうんだ。
でも、ネコはそんなことぜんぜん気がつかない。重い魚を運ぶのに必死なんだ。
そして、なんにも知らないまんま、大きな大きな魚をひとりでぜんぶ食べてしまっておしまい。
黒にちょっぴりオレンジ色が光っていて、陰気に沈まないまま展開する、ちょっとホラーな気持ちのいい朝のおはなし。
長新太はクールだぜ。
- 作者: 長新太
- 出版社/メーカー: 絵本館
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (13件) を見る