新聞によれば「死の町」が発端だとか

台風が通過した後、二日くらいは少し涼しくなったのだが、再び蒸し暑い日が続いている。それでも、九月になると夜は秋の虫が鳴き、昼間は黄色いトンボがたくさん飛んでいるのを見かけた。
四国新聞で鉢呂経済相辞任の記事を読む。経緯を説明した記事もあり、ネットよりは落ち着いて読めるのだが、まず「死の町」発言が問題視されたことが事の始まりで、「死の町」発言にはとくに問題視する必要はなかったと思っている私にはなんだかなあの展開がくわしくわかって気持ちは沈んだままだ。
「死の町」を問題発言と見なすと、そこから大臣としての資質に疑義が生じ、鉢呂の資質が垣間見える一例として8日の囲み取材中の言動が浮上し、フジテレビの広報部共同通信経済部は、8日の出来事も報道する必要があると判断したとのこと。
少し鉢呂をかばってみるなら、8日の囲み取材は福島での視察から議員宿舎に戻った直後だったので、気分的にハイになっていたのかもしれない、などと想像もできるのだが、もう辞任したんだし、この件に関しては「次の人にがんばってもらいたいですね」としか言いようがないわね。
「表層・深層」によれば、首相と会談した際、鉢呂氏のほうから先に辞めると切り出され、野田首相は「どうしようもなかった」ということ。
野党、特に自民党の谷垣総裁や石原のぶてる自民党幹事長が、臨時国会任命責任を追及する! とはりきっていらっしゃるご様子も報道されていましたが、責任とって辞任したんだからもういいでしょう、臨時国会では大震災からの復興を優先してください、といいたい気分になりました。
イラスト:blue daisy