つきのこぎゃらりぃ 寒川幹子切り絵展 「西日本の旅 ねこもいっしょに町歩き」

題名のとおり、西日本各地の町の風景、猫がいます、人がいます、犬もいっしょに歩いている、おしゃべりしている、動いている。寒川幹子の切り絵からはいつも動きと息吹に満ちています。
空や海や川の色合い、透明感と広がり。陽光を受け陰影を見せた石段、風になびく高みにあるもの。通天閣は猫の町になっていて様々な猫の顔、カップルやおっさんや子供や観光客、盛り場のざわめきが聞こえてくる。京都のライト商會という喫茶店は切り絵の中では主人猫金太郎がお茶を運んでいました。彼に恋する客猫がひそかにほほを染めています。
まるがめ婆娑羅まつりのポスターも寒川作品だったのですが、採用されたのは人が踊っているもの。没案になった絵が展示会で見られますが、こちらは鶏さんと猫さんがばさら踊りをしているところで、鶏は丸亀のゆるきゃらが骨付き鳥だからだそうです。ばさら踊りの衣装は、人より猫のほうが映える!
今年も充実の切り絵展でした。お土産に猫切り絵のポストカードを買いました。
寒川幹子切り絵展は 10月25日から10月29日まで、丸亀、つきのこぎゃらりぃ。