大連立の悪寒

いいお天気で桜も満開、この土日はお花見日和になりそうですね。
イラスト:blue daisy
外の景色は春らしい花があちこちに見られて楽しいのですが、それはそれとして。
与謝野馨平沼赳夫がいっしょに新党を結成することになったそうだ。
この件については「kojitakenの日記」がくわしい。たとえば、
「よりにもよって与謝野」の新党結成構想に大連立工作の匂い - kojitakenの日記
新聞やテレビのニュースで見てきた限りでは、与謝野と平沼では経済政策ではずいぶん言ってることがちがっているという印象があったのだが、ここにきていっしょに新党作ると言い出されると、ああとにかく人数そろえたいんだなと、まあこんなものなんだろうなと、思ってしまう。
雑誌では、ナベツネ参院選後の政界再編を目論んでいるという記事をいくつか目にしてきた。ナベツネの側には中曽根がいるし、小沢一郎が福田政権のとき大連立へと動こうとした背後にもナベツネ大勲位がいたし、与謝野と鳩山由紀夫は中曽根には目をかけられているらしいし、だから新党つくるのは民主党に対抗するというよりは、近い将来の大連立へ向けての準備なのだろう、そんな風にしか見えなくて、いやーなかんじしか受けません。
ナベツネ大勲位は、とにかく自分の思い通りになる巨大与党が欲しいんでしょうね。そして小沢一郎も似たような野望を持っているんじゃないかな。
夏の参院選では自分がいいと思った人や政党に投票すればいいだけのことではあるけれども、ナベツネや中曽根を批判する大マスコミはないのだろうか。中曽根は出家して回顧録でも書いたほうがよほど後世のためになると私は思うのだが、どうでしょう。