この朝日新聞の訂正には落ち込んだよ

孫崎享ツイッターでこんなことを言っている。

戦後史の正体・朝日新聞書評訂正:10月21日朝日新聞13面は「訂正」として、「9月30日付「売れてる本」『戦後史の正体』の記事で、1段落の記述に事実誤認がありました。この段落10行分を削除致します」と掲載いたしました。削除部分はこの訂正の中に示されていませんので、紹介します。

https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/259781091987169280

該当箇所とは以前ツイッターで取り上げ難癖をつけていた部分だ。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20121016/p1
どう抗議したのか、朝日新聞はとにかく「事実誤認」(「米国が気に入らなかった指導者は*によって失脚してきた」の「*」に入るのは「検察」だけではない、という、そういう「誤認」ですね)だとして、該当箇所をはっきり明示せず、削除するとだけ伝えている。
これで、孫崎はこの後、これは謀略史観ではない、朝日もそうではなかったと訂正した、そう言って回るようになるでしょう。
こうして陰謀説は広がっていくんですね、まともに批評されないまま、口コミで。
大新聞は書評で「これはトンデモだ」と指摘する義務があると思うのだけれどもね。、孫崎本、売れているらしいから。
イラスト:blue daisy