DVDで鑑賞。
壇蜜主演のSM風味映画。
新人として配属された部署にいる香奈（壇蜜）という美しい先輩社員が気になる僕（真山明大）。そんな僕に香奈からメールが届く。香奈に誘われる形でいっしょにホテルに行った僕に、香奈は裸になりカメラを渡すと、性行為中の自分の姿を撮ってくれと言うのだった。……
壇蜜を観るための映画。おはなし自体にあれこれ文句を言うのは野暮だろう。主人公の「僕」を演じる真山明大、「先生」役の板尾創路がうまいので、場面場面は最後まで彼らのうまさに乗っからせてもらって壇蜜を観ればいい。
壇蜜だが、出ている他の役者が皆うまいので、どうしてもその声の素人っぽさ、台詞の棒読み感が目立ってしまうのだが、役割は無難にこなしている。「先生」と出会う前の、職場の同僚とお酒を飲みながら愚痴を言い合う場面など、ほんとうに街で見かけるまじめなOLさんという雰囲気が出ていました。その後は、週刊誌のグラビアで見たあの和風セクシーな魅力で引っ張っていってくれます。「先生」によって性的に奴隷状態に置かれているという設定の中では、あの棒読みな感じの台詞回しも役柄には合っているようにも受け取れます。
個人的には芸能人にしては顔が覚えにくい壇蜜なんですが、これは個人の好みになりますので、好きな人にはそこがいいんでしょうね。和物のよさみたいなものを濃厚に感じさせてくれるセクシー女優に見えました。体型のせいでしょうか。
