文藝春秋の上杉隆がほほえましい(笑)

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文藝春秋2013年10月号に上杉隆が「ツイッター敗戦 わが懺悔録」という記事を寄稿している。一時期はツイッターの普及が世の中をいい方向に変える! と喧伝しましたが、現実の成り行きはそうでもありませんでした、普及に伴いバカの参入が増え、私も居心地が悪くなったので撤退するつもりでおりますサーセン、ま、こういう内容です。
インターネットが普及し始めてから何度も浮かんでは消えたあぶくのような幻想と幻滅が反復されている。
ブログが簡易ウェブページ作成ツールなら、ツイッター掲示板に似た使われ方をしており、さらにツイッターに関しては、携帯からネットを利用する人が増えた時期と重なったせいで、ユーザーがどっと増えたというのもあるのかな。一時期雑誌などマスメディアでもやたらツイッター参加を煽っておりましたが、ビジネス関係者から宣伝要請があったのでしょうね、これはフェイスブックも同じです。フェイスブックみたいなサービス過去にもありましたよ(消えてますが)。
文藝春秋の主な読者層はインターネットに耽溺したりする暇人は少ないのかもしれず、それだけに自分とは疎遠なインターネット上のバカどもの悪口を上杉隆が書いていると、あいつらやっぱり低能なんだと読んでて慰撫される方たちも多いのでしょうが、その記事でツイッターのこととかわかったような気になるのは避けましょう。そのほうが無難です。
上杉隆こそツイッターで大馬鹿をさらした張本人ですしね。ジャーナリストとして信用できない人物だと、ツイッター見てた人は気がついております。見出し部分にいっしょに顔出してる津田という方もそうですよ、ネットのバカ観察しかしてない人ですよ、いまのところ。
インターネット上はいろんな記事や画像などメディアを介して見られる情報が転がっていて、そこから何かを読み取るためにはある種の能力が要求される。それは編集能力に近いものかもしれないのですけれども、文藝春秋のようなちゃんと編集された媒体を読むときだって、読者一人一人が自分に向けて頭の中で受け取った情報を整理編集している筈。マスメディアから情報を読み取るのが不得手な人、不向きな人は、インターネットの利用は友人知人とのメールのやりとりぐらいしか役に立たないのかもしれません。
そして、それはそれでいいのよ。たんに向き不向き、得手不得手、そういうことでしかないでしょう。
インターネットによって、はじめて自分の声を外に届かせることができた人たちというのはたしかにいるのですね。上杉隆みたいなジャーナリストは、そういう人たちの声を拾い上げて増幅してもっと広く届かせるという作業をしようと思えばできたはずなんですが、しませんでした。
何がしたかったのか、というと、たぶんツイッターを契機に有名になって、文藝春秋がときどきやってた同窓生交歓みたいなことを、ネット上でやりたかっただけなんじゃないでしょうか。
上杉隆、岩上安身、孫崎享、このあたり文藝春秋でひとまとめに“同窓生”扱いでとりあげてあげれば、すごーくよろこぶと思うわよ、ああ、ツイッターやって出世できてよかった〜っつって。