ゲイリー・グリッターに実刑判決

四国新聞より

【ロンドン共同】英ロンドンの裁判所は27日、未成年者へのわいせつ行為などの罪に問われた同国の元ロック歌手ゲーリー・グリッター被告(70)に対し、禁錮16年の実刑判決を言い渡した。英BBC放送などが伝えた。

 裁判所は今月上旬、同被告をめぐり、10歳未満の少女に乱暴しようとした罪など1975〜80年の6件について有罪と判断していた。

 グリッター被告は70年代に「グラム・ロック」のスターとして人気を博した。

英、元ロック歌手に禁錮16年/未成年にわいせつ行為 | 全国ニュース | 四国新聞社

被害者の年齢見ると、これはもうかばいようがなくて、仕方ないでしょうね。英国は法改正があったのかな。何十年も前の事件でも裁かれるようになったのですね。うーん、というのもあって、これがよいのかわるいのか。ただ、ゲイリー・グリッターという有名人が見せしめになって、今後、子供を性犯罪から守ることが少しでもしやすくなるのであれば、よかったのかなあ、と。
日本ではいまひとつ知名度が低いようだけれども、彼のヒット曲のひとつは北米のスポーツイベントでよく使われていたし(いまでも、場所によっては使われてるようだ)、日本のテレビ番組でBGMとして用いられることもあったので、たぶんそれを聞いたことのある人は多いだろう。ロック歌手としては魅力があったので、こういうことになってほんとうに残念です。
英国ではグラム・ロックのブームが過ぎた後も芸能人としてお茶の間の人気者だったそうだが、ある日落として壊したパソコンを修理に出したところ、修理し終わって点検していた店の人がパソコン内に児童ポルノが大量に保存されているのを見ておどろき、通報。英国では児童ポルノは持っていただけで犯罪になるそうで、そのまま逮捕。そこからゲイリーの垂直急降下的大転落が始まった。
くわしく知りたい人は、BBCで。このニュースの報道も出ています。
http://www.bbc.com/news/uk-31657929