アルゼンチンアリ 大阪空港で大量繁殖


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繁殖力が極めて高く特定外来生物に指定されている南米原産の「アルゼンチンアリ」が、大阪空港で、大量に繁殖していることが空港の運営会社などの調査で分かりました。環境省などによりますと、特定外来生物のアリの大量繁殖が国内の空港で確認されたのは初めてで、専門家は「電子機器やケーブルなどに入り込み異常を起こすおそれがある」として、早急に対策を取るよう指摘しています。

大阪空港の運営会社や伊丹市などによりますと、大阪空港の敷地内で見つかったのは、特定外来生物に指定されている体長が2.5ミリほどの南米原産の「アルゼンチンアリ」です。

(中略)

アルゼンチンアリは一つの巣に多数の女王アリがいて、繁殖力が極めて高く、在来アリを駆逐するなど生態系への影響が大きいとして、2005年6月に特定外来生物に指定されました。

同じ特定外来生物ヒアリと比べると毒針はなく、人に対して刺したりすることはありませんが、外来生物に詳しい国立環境研究所の五箇公一室長は「空港という、人と物との移動の重要な拠点で、安全性が最優先されるべきエリアに外来アリが入り込んで増えている事態は重く見る必要がある」と話しています。

 

 

メモとして。