岐阜県の瑞浪市化石博物館は4日、同市で6月に約1650万年前の地層から発掘した化石について、浅い海に生息していたと考えられ、既に絶滅した哺乳類「束柱類」に分類される「パレオパラドキシア」と確認したと明らかにした。
博物館によると、岩石から化石を削り出すクリーニング作業の結果、束柱類の特徴である円柱を束ねたような歯や、両あごにあるヘラ状の前歯を確認した。頭骨や、腰から首までの背骨も見つかった。
国立科学博物館の甲能直樹グループ長(海生哺乳類化石)は「水中での暮らしぶりや食性など、これまで曖昧だった部分が明らかになると期待できる」と話した。
今週はパレオパラドキシアといっしょにGO!