障害者障害者自立支援法

障害が重いほど負担が重くなるという悪法が延命するかもしれない。
障害者支援法改正案成立へ/所得に応じた負担に - 四国新聞社
政府は新たな「障がい者総合福祉法」(仮称)を施行させるまでの「つなぎ」だとしている。
しかし、しんぶん赤旗によれば、障害者自立支援法の“延命”につながる法案だとのこと。
民主が自立支援法“延命”へ/障害者との合意裏切る/28日にも衆院委で採決狙う 自民と結託 - 2010年5月26日(水)「しんぶん赤旗」
週刊金曜日』2010年5月21日号の「金曜日から」で、しらいもとお氏が障害者自立支援法廃止が確定したことについて書いていた。「金曜日から」はウェブ上で読めます。その部分を引用しておきます。

▼四月二一日、障害者自立支援法全国一斉訴訟(全国の障がい者ら七一人による一四地裁での提訴)は、すべて和解で終結した。障がいが重いほどに加重負担になる悪法の廃止が確定した、歴史的な成果だ。しかし、この訴訟に関する新聞紙上での扱いは、「関西や地方紙では一面に出たが、東京では貧弱だった」と、弁護団事務局長・藤岡毅氏は言う。国会でこの法律の審議が始まったとき『朝日』は「障害者には苦い薬だが」という題の社説を載せ、和解決定後の『毎日』でも、悪法とは言い切れないという趣旨の論説が出る始末。

 地元あたりでしか扱われていない障がい者死亡事件(佐賀・安永さん事件)も紹介しておきたい。〇七年、知的障がいのある男性が、複数の警察官に取り押さえられた末に死亡した。警察官は不起訴になったが、警察官一人に対する付審判請求が認められ、特別公務員暴行陵虐致傷罪で公判が準備中。付審判決定の確率は、平成では一%以下。東京の大新聞社よ、この重大な事件を、きちんと報道してください。(しらいもとお)
(引用元:金曜日から(2010/5/21)

まだどうなるかわからないが、しんぶん赤旗が取り上げたこのニュースが、全国メディアで大きく取り上げられることを望む。