『前衛』2012年10月号 「口腔内崩壊は何を示すのか」

『前衛』10月号については、「bogus-simotukareの日記」にくわしい紹介が出ています。
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120917/5421309876
共産党の『前衛』サイトはこちら
http://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat/
10月号の「暮らしの焦点」は、江原雅博「口腔内崩壊は何をしめすか」です。格差が拡大し貧困層で歯科治療が受けられず、結果として就職活動にも支障が出ている例が取り上げられ、国の歯科医療軽視政策を批判しています。

これまで日本の歯科医療は「歯は命に関係ない」と軽視され、医療費抑制の先陣とされてきました。医科では、新しい技術は一定臨床で行われ、実績を積むと保険適用されています。しかし、歯科では過去30年間、新しい技術はほとんど保険適用とされず、いまでは基本的な技術になっているもの(セラミック冠、金属床、矯正など)でさえ認められていません。医療費総額に占める割合は、2000年8.7%から2009年7.1%となり、総額でも減少しています。
(引用元:『前衛』2012年10月号 江原雅博「口腔内崩壊は何をしめすか」p161 )

全日本民医連歯科部では、『歯科酷書』を通して行政に訴えているそうです。興味のある方は読んでみてください。
歯科酷書 - 全日本民医連(Adobe PDF)
全日本民医連のサイトより。
口から貧困が見える(http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/220/genki220-02.html
『歯科酷書』が訴えること(http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/shinbun/2012/1525/1525-01.html