ケン・アルバーラ『パンケーキの歴史物語』(翻訳:関根光宏、原書房)

パンケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)

パンケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)

パンケーキはでんぷんを主成分とする食べ物であり、熱したフライパンや鉄板などの上に生地を流しこみ、固まるまで調理したものである。通常は円形で、重力の力によって形作られるが、型に入れて焼かれたり、生地の流しこみ方を工夫してさまざまな形のものが作られたりもする。

題名通りの内容です。著者は、歴史学者で、しかも大学生時代は毎朝自分でパンケーキを焼いていたという、パンケーキ好き。主にヨーロッパのパンケーキの歴史を調べ、大昔のレシピも紹介、書かれ方から著者自身試に作って食べてみていることがうかがえます。
現代のパンケーキの食べられ方や、大勢の人がパンケーキに対して持つイメージについても言及。
また、欧米だけでなく、他地域の様々なパンケーキも紹介してくれています。日本からは、どら焼きとお好み焼きが登場しています。
パンケーキに関連した画像も多く、それを見ているだけでも楽しい。