ゾンビ・ブライド

  • 2013年、日本
  • 監督・脚本:山内大輔
  • 出演:みづなれい、里見瑤子、倖田李梨、竹本泰志

DVDで鑑賞。
不倫相手に殺されたOLがゾンビになる。
OLの愛里(みづなれい)は上司の吉岡と不倫関係がずるずると続いていることに苛立っていた。そのせいで吉岡と口論になり、首を絞められる。翌朝、目が覚めると自分がゾンビになっていることに気がついた愛里は、さまよいでた街で先輩ゾンビのようこ(里見瑤子)に出会う。……
コメディタッチで描かれる、殺されてゾンビ化という異常な状況下に陥っても腐らず前向きに生きようとする女性の成長譚です。物語の設定もいい、ゾンビものは世の一断面を投影させやすいジャンルなのでしょうか、この主人公に共感しながら観終わった後自分も明るい気持ちになれる人も多いのでは。
ゾンビメイクもほどよく死んだかんじが出ていて、グロいのが苦手な人もだいじょうぶだと思われます。ビザールでエロなゾンビコメディとして楽しめるのでは。
みづなれいは声がいい。AVでも美少女なんだけどちょっととっぽくて、それがすんなりいいかんじにつながるのが魅力ですが、この映画でもそうです。異常状況下での日常性のおかしみを自然に見せてくれて、よかったです。ウォーキング・デッドな様子もうまく演じていた。AVばかりでなく、もっと映画にも出て欲しいですよね。