アラビア語を学びましょう


アラビア語の文字ですが、日本人の多くにはなじみがないのでとっつきにくい印象がありますよね。でも、子音28で、母音は3つで母音記号で表しますので、覚えるのにそれほど労力はかからないでしょう。綴りでは、文字が頭にあるか、中にあるか、末尾にあるかで形が変わります。たとえば、ي を三つ続けて書くと、ييي  になりますが、これもすぐ慣れて覚えられます。

下はアラビア語による月の名前。下に対応する英語の月の名前が出ていますが、音が似ていますよね。語源が同じなのかな、と想像したりもしましたが、西暦の場合はヨーロッパの言葉をアラビア語表記に直したのかもしれませんね。でも、音を聞きながら綴りを見ると、英語を勉強している人なら、なんとなく親しみが出ませんでしょうか。アラビア語表音文字であるアルファベットで表記される言語なのです。
The Months of the year in Arabic

中央公論社『世界の歴史4 オリエント世界の発展』*1によれば、紀元前13世紀にシリア地中海岸の古代都市ウガリットで27子音と3母音からなるアルファベットが発明されたそうです。アラビア語はアルファベットの源流を引いた言語なのかもしれませんね。

アラビア語は国連の公用語のひとつでもありますので、*2日本でももっと学習者が増えるといいなと思いました。