四国新聞2020年10月17日
イヌガエルの繁殖に成功
ケロケロ? いいえ「ワン!」
鳥羽水族館、日本で初
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)は16日、犬のように「ワン!」と鳴くカエル「イヌガエル」(仮称)の繁殖に日本で初めて成功し、一般公開を始めたと発表した。台湾の専門家から譲り受けた16匹を飼育していたところ、7月に産卵を確認、8月下旬に体長約2~3センチの子ガエルに成長した。
イヌガエルは、背中が茶色く腹部が白いアカガエル科で、体長約8センチ。中国南部や台湾などの湿地帯に生息している。日本では唯一、鳥羽水族館が2013年から飼育展示している。
三谷伸也飼育研究部長(53)は「気温の変化など生息環境を再現することに気を付けた。これまでの飼育経験が今回の繁殖につながった」と話した。
同水族館は、繁殖に成功した10匹を「奇跡の森ゾーン」で一般公開している。初夏の繁殖期以外はあまり泣かないといい、担当者は「運が良ければ本物の犬のような鳴き声を聞くことができる」と話した。
犬のような声で鳴くからイヌガエル。わかりやすくて、よい。
鳥羽水族館に初夏訪れると鳴き声を聞くことができるかもしれない、とのことだが、田舎だとたしかに初夏、日が暮れるとカエルの鳴き声がずっと続く時期がある。季節を感じさせる鳴き声なのだが、ひょっとして、イヌガエルが多数生息している地域では、初夏にイヌガエルがいっせいに鳴く、つまり「犬の鳴き声」が延々と聞こえてくるのだろうか?
「本物の犬のような鳴き声」、どんな鳴き声なのか、聞いてみたいです。
YouTubeで聞けました! ほんと、犬みたいだね!