国内最高齢の雌カバ「カポ」死ぬ 享年50

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 仙台市八木山動物公園は16日、東日本大震災による命の危機を乗り越え、国内最高齢の雌カバとして親しまれてきた「カポ」が50歳で死んだと発表した。園によると、人間の90歳に相当する長寿だった。

 同園で生まれ育ち、大震災直後は設備の破損で一時プールの水が温められなくなり、寒さで命の危機に直面。職員がお湯を運ぶなどして切り抜けた。今年秋ごろから徐々に食欲が減退、11月末からえさを全く食べなくなっていた。

 えさやり体験で人気があったといい、飼育係の小野直輝さん(48)は「カポが大きく口を開けた時の子どもたちの喜ぶ声を忘れることができません」とのコメントを出した。

カポといっしょに50年。ほんとうにありがとう、カポ。