中国 「ジャイアントパンダの父」死去

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 【新華社成都2月18日】「中国のジャイアントパンダ研究の第一人者」「中国のジャイアントパンダの父」として知られる胡錦矗(こ・きんちく)教授が16日、中国四川省南充市で死去した。享年94歳。西華師範大学が発表した。

 胡氏は1929年3月に四川省開江県で生まれ、西華師範大学希少動植物研究所の教授も務めた動物学者。ジャイアントパンダ生態学研究に最初に取り組んだ人物として国際的にも広く知られる。

 74年に結成された四川省希少動物資源調査隊では、省林業部門から任命され、首席専門家として調査活動の指揮を執った。胡氏率いる調査隊による野外調査と研究成果を基に、臥竜自然保護区は従来の2万ヘクタールから20万ヘクタールに拡大された。また、四川省北端の青川県唐家河に加え、宝興蜂桶寨や北川小寨子溝、馬辺大風頂など五つの国家級自然保護区も相次いで承認された。

 パンダの第1次調査を実施した後、中国はパンダの生態学研究に引き続き力を入れることを決定。78年、胡氏の指揮の下、臥竜自然保護区に世界初となるパンダの野外生態観察ステーション「五一棚」が設立された。「五一棚」という名は、胡氏らが当時生活していた場所から最寄りの水くみ場まで51の階段があったことから付けられたという。(記者/蕭永航、余里、胥冰潔)

メモとして。

胡錦矗(こ・きんちく)教授のおかげで、いまわたしたちがパンダさんたちといっしょにいられるんだね。😃