リュウグウノツカイ、から揚げられる

www3.nhk.or.jp

 

リンク先の写真、こうやって数人がかりで持ち上げて見せてくれると、どれだけ大きいかがよく分かりますよね。すっごく、大きい! これが暗ーい深海をゆらゆら泳いでいる絵が頭に浮かんできて、わたしなんかすぐおとぎばなし脳が駆動し始めて、絵本の世界に入っていってしまうんですが。

 ところで、リュウグウノツカイのような、ふだんは深海にいる生きものが上がってきて打ち上げられたりすることが目立ったら、たぶん海の底で何かが起こっているんだろうな、と想像したりしますね。じっさい、地震の前に海から浜へ生きものが上がって来たりすることが多いですし。

 リュウグウノツカイが上がってきた、というニュースが多かったのは2010年でした。ニュースでは、めずらしいものが出てきたということで話題にされていましたが、その年はクマやイノシシやサルが普段は見られない地域に出没するニュースも多かったのです。

 そのころ、おとぎばなし脳を刺激されたせいか、こんな日記を書いていたのを思い出しました。

nessko.hatenadiary.jp

  いまふりかえると、このあと津波が来たのでしたね。

 災害と言えば、北の方では大雨になっているようですが、無事避難できることを祈っています。

 

 さて、上の学生がゲットしたリュウグウノツカイですが、記事によると顛末は「あまりおいしくなかった」になりますか。

雲丹亀さんたちは近くの水族館などに連絡しましたが引き取り手は見つからず、一部を唐揚げなどにして食べたということです。
雲丹亀さんは「一生に一回は見たい魚だったのでうれしかったです。思ったより硬く、水っぽくて、おいしくはなかったです」と話していました。

打ち上げられていたものですから、活きがよくないせいもありそうですよね……

深海産だし、もともと食用に適したお魚ではないのかな。

(中国人なら、調理法でうまくしてやったりになったかもしれないと妄想)

それはいいんですが、ナイスガイらのから揚げ療法で、仮に不吉を告げる使いだったのだとしても、持ってきた運をプラスに反転させられたかもしれないなと、またおとぎばなし脳で妄想ふくらませております。

 

絶滅危惧種「ニホンザリガニ」ネット取引が急増

www.sankei.com

北海道大大学院の田中一典専門研究員は「生息場所によっては乱獲による絶滅が懸念される」と指摘。ネット販売の規制や、一部自治体で実績がある条例による捕獲禁止といった対策の拡大を求めている。

昨日の四国新聞にはもっとくわしい記事が出ていて、「自治体による規制は、北海道えりも町が条例で捕獲禁止を定めている」とのこと。

 ここで、読み直されたいのが、前にも紹介しましたが、川井唯史『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』(岩波科学ライブラリー 162)。

 

 

ここ10年でザリガニの研究が大きく進み、外来種アメリカザリガニウチダザリガニが、日本の生態系に悪影響を与えていたことが明らかになりました。それぞれ放流の自粛や禁止の対象となり、地域によっては防除も行われていますが、反対に環境の悪化でザリガニが棲めなくなった場所も増えています。

 ニホンザリガニはもっとたいへんです。豊かな自然のなかの生息地が急速に失われ、「希少な種」として保全の対象になっています。

(引用元:川井唯史『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』岩波科学ライブラリー 162  p.iv)

ニホンザリガニの分布域は北海道と東北の北部。アメリカから研究用に持ち込まれたアメリカザリガニウチダザリガニにくらべると、分布域が北に限られ、小柄で可憐です。でも、遺伝子の分析から、ニホンザリガニが北半球に生息しているザリガニ類の祖先といえるそうです。

 くわしくは『ザリガニ』岩波科学ライブラリー162を読んでみてください。

 

アメリカザリガニは、アメリカ南部の郷土料理としてよく紹介されていますね。

usanambu.com

 

ふたりのネコさん

 

ブックマークのコメントで、おそらくモフモフしてもらいたからだろう、というのがあって、ああそうかもしれないなって。

まあでも真相は謎、人知の外。ネコさんしかわからなさそう。

北海道で急増する「クマ出没」

www.uhb.jp

 

夏休みに北海道に出かける方もいるでしょうから、情報として。

「墓参りのお供え物は持ち帰って」

これはクマが出没しない地方でも、タヌキやアライグマ、イノシシなんかが出るところは「お供え物持ち帰り」はした方がいいのかなって。

「どうぞ良い週末を。」

いま、わたしたちに必要なのは ↑これ ですよ!

ありがとう、石井マーク

 

株式会社石井マークツイッターで見られるイラストはいいですね! 大好き!

「正しい脚立の使い方」だけでなく、さまざまなことがらの注意点が図示されていておべんきょうにもなります。ぜひ、見てくださいね!

twitter.com

オトヒメクラゲ

www.msn.com

 

くらいニュースがつづく中、小さな明かりをぽっとともしてくれたオトヒメクラゲ。

ありがとう、ほんとうにありがとう。あなたにそこにいて欲しい。

内田聖子「デジタル・デモクラシー 第8回 暗躍するデータブローカー」

 


2021年、米カトリックの司祭が、同性愛者向け出会い系アプリ利用とゲイバー通いが発覚して辞任する、という騒ぎがあった。
 カトリックが同性愛に不寛容なことにおどろく人はいないが、この事件で司祭がアプリ使用後に必ず履歴を削除していたにもかかわらずアプリ使用が明るみに出たことは、世間にショックを与えた。
 何故そのようなことが起こったのか?
 この事件をきっかけに、データブローカーの存在が注目を集める。いわゆる「名簿屋」に相当するが、合法的に入手できるデータを販売、販売されている細切れのデータを集めてコンサルティング会社が分析すると、かなりの精度で個人の人物像が把握できるという。
 データブローカーの実態調査をした記者は言う、「私が突き止めたのは、オンライン上の匿名性など存在しないということです。データブローカー企業は、私の名前は知らなくても、私についてよく知っています」
 くわしくは『世界』8月号で読んでください。