微かな動きの気配が?ニューヨークに届いた波紋

バウネットNHKの裁判の進展があるまで何もないだろうな、くらいに思っていたのですが、アジア女性資料センターの新着情報コーナーの 2005-3-3 「V-dayが「慰安婦」問題をスポットライトプロジェクトに」というページに、例の番組改変に絡んで「NHK」という名前が出てきていました。全体としては、ニューヨークからの「北京+10」の報告なのですが、「NHK」が出てくる段落を引用します。

 プログラムは、はじめに韓国のダンサーがオープニングに踊りを披露し、その後、V-dayの創始者(?)であるイブ・エンスラーがフィリピンのロラに会ってから、「慰安婦」問題に取り組もうと思ったこと、シャーロット・バンチが松井さんとの思い出にも触れながら、「慰安婦」問題が過去のことではなく現在につながる問題であること、シンヘスが、韓国の状況、アジア女性基金、国際署名運動のことなどのアクションを、そして私がNHK問題を含めた日本の状況と、資料館建設運動、そして日本は「慰安婦」問題に正義をもたらさない限り、国連常任理事国は許さない!というキャンペーンしよう、と提案しました。メディアの反応も良く、きた人の多くは関心を示していたようです。今後の取り組みを具体化する打ち合わせもしなくてはなりません。

NHK番組改変についても、バウネット側の言い分だけが伝わったようで…
V-dayというのは、「女性の権利保護のために活動する国際非営利団体」だそうで、毎年活動のテーマをひとつ決めており、昨年のテーマは「イラクの女性」、今年のテーマが「従軍慰安婦」だそうです。参考:女性権利保護団体、慰安婦問題謝罪を日本政府に要求「人民網日本語版」2005年2月28日
V-dayの活動の影響力がどの程度のものかよくわからないのですが、8月10日に世界各国の日本大使館前で抗議デモを行う予定だそうです。
V-Day: Until the Violence Stops