プーチンの容色がまったく衰えない件

TIMEという雑誌は私にとっては己の英語力の貧困さを思い知らされる物件でしかないのだが、その2006年12月18日号を見ていると例のロシアの元スパイ、リトビネンコ氏の怪死事件が大きく取り上げられていた。
その記事中に使われていたプーチンの写真というのが、ライトのあたり具合のせいもあって、ノーメイクでホラー映画に出れそうなどんぎまりぶりなのが印象的だった(*)。写真を選んだ者の悪意を感じさせもしたのだが、そのプーチンは怖すぎるがセクシーでもある(ホラーマニア的には)。
最近のブッシュ米大統領のお写真を見ると、ずいぶん老け込んだなと思うことが多い。大統領になってからまだ10年も経っていないのに就任した当時と比べるとその差は歴然としている。そういえば小泉純一郎も、首相になってから見た目が老けていった。髪の毛は数年で見事なまでに白っぽくなってしまった。そんなお二人の姿を見ていると、やはり大統領や首相をするとものすごく疲れるのだなと感じてしまう。ストレスが容色にひびくのだろうと思わせられるのだ。
ところが。
プーチンは権力の座に居座れば居座るほど、ぎらついた凄味が増していく一方のように見えるのだ。
なんだかよくわからないが、すごい。プーチンはホンモノなのだろう。ホンモノ。