絵本

図書館の窓際に座っていると、窓の向こうに雪がちらちらした気がしてよく見てみると、桜の花びらが散りだしているんですね。風が強かったせいもあるだろう。これからは白やピンクより、黄色い花や、新芽の明るい緑色がまぶしい季節になっていくのかな。
図書館に行ったら絵本を見るのが楽しみ。アートな世界への小さな窓を開けて覗いてみるような気分になれますね。今日、いいかんじに迫ってきたのは田中清代『おきにいり』。たむ君のおきにいりはお母さんが作ってくれた魚のきぐるみ。これを着て、いってきます!と元気に保育園(小学校?)へ向かう。途中、出会う人の反応はさまざまだけど、たむ君はあーいうのが好きなんだ。そんなたむ君がいるだけで、その風景がちょっとだけ楽しくなる。
絵とことばが溶け合って、すてきな世界が開けていく絵本を見るのは楽しい。夢の中には未来だって隠れているんだと思う。

おきにいり

おきにいり