ユープラザ 篆刻と漆芸

ユープラザで作品展をしていました。
ひとつは篆刻。丸亀篆刻同好会の会員作品展。
白い紙に篆刻の印、作品によっては合わせて筆で書かれた黒い墨の文字や絵なども。図案化されたように見える文字、古代的な文字の形を選んでいるものもあり、じーっと見ているといろいろ想像が広がる。くっきり、簡潔で、でもそこから夢が広がる篆刻の世界。漢字は素敵だ。
もうひとつは漆芸教室の作品展。この漆芸教室はユープラザで開かれているようだ。黒く塗られた小さな器や木目を生かした地に、鳥や月や木の葉や山、雲や星が、浮かび上がるように描かれている。作者がぴんと感じ取った自然のひとこまがきれいな器に写し取られて手に取れるようになったみたいだ。
どちらも小さな作品展だが、じいっと見つめてると気がつかなかった世界が見えてくるような気分がする素敵な展示だった。