文藝春秋2014年11月号から新連載・桐野夏生「夜の谷を行く」が始まりました。目次では“戦後最大の闇「連合赤軍」に挑む”とあります。主人公の啓子は65歳、連合赤軍に参加していたが途中で脱走した過去をもつ。つましい一人暮らしで新聞もとっていなかったが、ある日、妹からの電話で永田洋子死刑囚が死亡したと報道されたことを知る。妹から取材が来てもぜったいに出ないでくれと懇願される、でもすでに昔の仲間からも連絡が入ったりしていて、どうなることやら、次はどうなる、という出だしです。
また、新潮文庫『夢見る部屋』もおもしろそう。
日本文学100年の名作第1巻1914-1923 夢見る部屋 (新潮文庫)
- 作者: 池内紀,松田哲夫,川本三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: 文庫
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秋、ゆったりと小説を楽しみたい。
イラスト:blue daisy