NHK高校講座とこの岩波『数学読本』で数学の楽しさに目覚め、もうずっと、細々とではありますが、数学マイウェイが続いています。基本的に自習できるように作られているので、高校の暗い記憶が薄れてきた年齢の方、お勧めします。小説や詩を読むのが好きな人なら、数学のことも好きになれる筈ですよ!
同じ著者の解析入門も、数学に興味のある一般の人が独習できるように書かれています。
解析入門〈1〉数/数列と級数/関数の極限と連続性/微分法/各種の初等関数
- 作者: 松坂和夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/10/09
- メディア: 単行本
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この1の、数列や極限の項を読むと、高校の数学でちょっとわかりにくいなあと悩んでいる人の中には、この本を読むとはっきりとあれがなんなのかが見えてきて自分のものにできる人もいるんじゃないかな。人それぞれですが、イプシロンで説明された方がイメージがつかみやすい人もいるでしょう。あと、虚数についても、この1のはじめのほうで定義がされてますので、ちゃんと説明されないと落ち着かない人には効くと思われます。
岩波は絵本とか児童書とか、いいものいっぱい出してるのよ。もっとそういうところでファンが増えてもいいのに。