第2回 ミール祭

日本とロシアとの友好を祈念する「ミール祭」。ミール、はロシア語で、平和、という意味になるそうです。

日露国家斉唱、主催者側の挨拶、そして、丸亀市土器町駒ヶ林陸軍墓地にある、日露戦争で捕虜として市内に収容され病死したロシア兵の墓碑への献花から祈念祭は始まります。

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# この駒ヶ林陸軍墓地には、ドイツ人のお墓もあったのを思い出しました。

アトラクションは、カチューシャのダンスと、ウズベキスタン出身の男性歌手のすばらしい歌声が楽しめました。

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トークのコーナーでは丸亀城お笑い人力車芸人“風亀丸いわしてんぐ”“まるがめくん”も参加(参考:https://okayama6.wixsite.com/marugame-jinrikisya

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カチューシャのビクトリアさんは、たまご&ヴィクトリアでM-1グランプリ2017に出場したそうです。YouTubeより、たまご&ビクトリア https://www.youtube.com/watch?v=9NkE042iGj0

なめらかな関西弁でトークを盛り上げてくれました。

写真は撮れませんでしたが、このあと、丸亀の楽団による演奏もあり、お別れの蛍の光まで盛り上がりました。

風はなかったものの、長時間外にいると寒くなります。そこで、ウォッカですよ! そしてウォッカといえばシベリア超特急、マイク水野の平和祈念もいっしょに身体にまわってきます。ミール祭、第二回目もよかったです。

 

付記

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

 

 この本によれば、ロシア語は、中央アジアや東欧など通じる地域が広いとのこと。

中国語、ハングルと同様、日本にとっては隣国の言語ですから、もっと習う人が増えてもいい言語かもしれませんね。

 

明日、ミール祭、駒ヶ林陸軍墓地(JR宇多津駅から徒歩7分)入場無料、バザー開始17:30より

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第2回ミール祭のちらし

ミール祭 18:00 - 20:45

内容

セレモニー

 日露両国国歌斉唱

 元ロシア兵俘虜墓碑献花 など

アトラクション

 ロシア人バイオリニストの演奏

 ロシア人ダンサーによる民族舞踏ショー

 

バザー

 ウォッカ、ロシアビール、ロシアンティー、ロシア屋台料理、他

 

昨年のミール祭については↓

 

nessko.hatenadiary.jp

 

楽しかったので、明日も行きたいです。みなさまも、ぜひ。宇多津駅から徒歩7分です。

 

宮崎6人殺害事件、次男が関与か/橋欄干に指紋、自殺と判断

四国新聞より 

https://www.shikoku-np.co.jp/national/social/20181129000711

 

報道によれば、事件に関わった人たちすべてが亡くなられている模様で、もうこれ以上くわしく動機や成り行きを解明することはむずかしいのではないかと思われる。

 

この事件から、思い出した、この本。

 

 <徹底討議>別役実芹沢俊介「<排除>と<逸脱>のエピステーメ ドラマ消失後の情報としての犯罪」で、戦後からこの本が出版された1994年までの、日本の犯罪の傾向の変遷をたどりつつ世の中の変化を見るという流れでいろいろ語られているのだが、そのなかで、「終戦から高度成長期が始まる1950年代の後半くらいまで、農家皆殺し事件というのが不思議なくらい多かったのだが、地方で何人も殺される大事件が起きても全国区のニュースになりにくく、意外と知られていない」というのが出てきたのを思い出した。

上の討議では、そのころの農家皆殺しは日本の産業構成が再編されていく当時の世の流れと呼応した面があり、情報化へ向けての離陸期の犯罪といえるのではないか、と語られています。

この本が出た1994年は、オウムの地下鉄サリンテロが起きる前、そしてまだ今日のようなインターネットの普及は予想もされていない時期です。それも頭に入れて、戦後から1994年まで犯罪動向をたどることで見えてくるものがある、という趣向、くわしくはimagoを読んでみてください、おもしろいですよ。

 

それと、上のように頻発した時代があった、というのとはべつに、田舎ではときどきこういう一家皆殺し事件が起きるよなあ、という感想も私にはありました。

都会の闇、狂気、についてはマスメディアでよく語られる(ネタにされやすい)ですが、田舎の闇や狂気というのもある、と私は思います。そして、都会に住む人は「田舎の闇や狂気は、昔からの因習が残っていたり、都市化されてないゆえの時代遅れなだめな部分なんでしょう」となりがちで、そこで終わって、都会の闇や狂気のようにそれについて考えたりすることもされないまま「田舎はあほやから」で放置されがちです。

たしかに、田舎にはそういう面もある。しかし、田舎の狂気、には、都会であれば人工的夾雑物があふれていてごまかされたり薄められたりもする時代の狂気が、そういうものがない田舎ゆえにピュアに現出するという一面もあるのです。

今回の宮崎の事件にも、そういう一面があると私は直感しますが、直感ですから(笑)極私的感想でしかなく、したがってこのはてなダイアリーに「わたしはそう思ったんだけどぉ」と書いておくことにするのです。

亡くなられた方々の魂が安らかでありますように。

 

はてなダイアリーからインポートしました

使い方を見て、しばらくは練習をしていきます。

 

 


Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]

 

 

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追記 2018-11-24

過去記事のカテゴリーを整理しようとして、過去記事の編集をするとき、「編集」のボタンが表示されるのにえらい時間がかかってよわった。

自分はずっとパソコンからしか見たり書いたりしていないんだけれども、おそらくいまはスマホ経由の利用者が多くて、だからスマホで使いやすいようにデザインされているんだろうな。

 

 

 

 

 

アンソニー・サマーズ『女神 マリリン・モンロー』サンケイ出版 (翻訳:中田耕治)

女神 マリリン・モンロー―“永遠のスター”の隠された私生活

女神 マリリン・モンロー―“永遠のスター”の隠された私生活

マリリン・モンローの評伝はいろいろ出ていますが、私にはこれがいちばん。対象への距離の取り方が節度を保っていて、マリリン・モンローという映画スターに特に興味を持っていない人にも読みやすいのでは。当時のハリウッドの様子がわかりますよ。
マリリン・モンローの死の謎に迫る、ということで、大勢の関係者にインタヴューをし、成人して女優を目指し始めたころからのマリリンの軌跡を辿り、彼女の死の直前に何が起こっていたのかを突き止めようとします。取材の過程で、マリリン・モンローの家が盗聴されていたこと、そしてその盗聴を請け負っていた盗聴屋が、盗聴テープを知人らに聞かせていたことが浮かび上がってくるのです。著者は粘り強く取材を続けます。
サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏失踪事件は、殺人事件とされていますが、その証拠となる録音があり、しかしそれを録音したというトルコが全貌を明らかにはしていないので様々な憶測が飛び交っています。
そういうのをニュースで見て、このマリリン・モンローの評伝を思い出しました。

追記

証拠である、として提出される録音が、フェイクでないと、どうやって確かめるのだろうか?