これ、いい!

 

Copeau(コポー)というのだそうだが

aba-decoco.com

メインはカエルさんみたいですね。

 

インフルエンザの予防接種を済ませてきました。もう誰でもできますので、みなさまもぜひ。

 

かぶりねこ by ベン山口

高松市在住の造形作家・ベン山口による、かぶりねこ。

 

 

 

 

ベン山口のサイト。「全ての作品がカスタムオーダーできます。」とのこと。

rrkben.wixsite.com

 

11月5日~8日、ギャラリーMIYAWAKIで三人展があります。

www.miyawakishoten.com

 

 

とらまる人形劇カーニバル2020

toramaru.jp

四国新聞2020年10月24日より

 さまざまな人形劇団が一堂に集う「とらまる人形劇カーニバル」(同実行委主催)が23日、東かがわ市西村のとらまるパペットランドで開幕した。新型コロナウイルスの感染が広がる中でも子どもたちを笑顔にしようと、できる限りの感染対策を行い、36回目の今年も開催。初日は5公演があり、来場した子どもらは人形たちが織り成す物語の世界を楽しんだ。25日まで。

カーニバルについての詳しい情報は上のサイトで。

 

とらまる座の人形劇は、ユープラザうたづに観に行ったことがあります。親子連れに混じって孤高のベテラン人形劇ファンとして楽しんでまいりました。ここらへん私は保育園の頃からブレていません。人形劇、大好き。

 四国新聞によると、感染防止対策を入念に行ってのカーニバルになっているとのこと。

 

 映画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」が大ヒットしているそうですね。言われてみれば、映画館からクラスター発生というニュースはいまのところありませんよね。やはり感染対策をしっかりやっているんでしょう。

 

 

 

 

イヌガエル

www.shikoku-np.co.jp

 

四国新聞2020年10月17日

イヌガエルの繁殖に成功
ケロケロ? いいえ「ワン!」
鳥羽水族館、日本で初

 鳥羽水族館三重県鳥羽市)は16日、犬のように「ワン!」と鳴くカエル「イヌガエル」(仮称)の繁殖に日本で初めて成功し、一般公開を始めたと発表した。台湾の専門家から譲り受けた16匹を飼育していたところ、7月に産卵を確認、8月下旬に体長約2~3センチの子ガエルに成長した。
 イヌガエルは、背中が茶色く腹部が白いアカガエル科で、体長約8センチ。中国南部や台湾などの湿地帯に生息している。日本では唯一、鳥羽水族館が2013年から飼育展示している。
 三谷伸也飼育研究部長(53)は「気温の変化など生息環境を再現することに気を付けた。これまでの飼育経験が今回の繁殖につながった」と話した。
 同水族館は、繁殖に成功した10匹を「奇跡の森ゾーン」で一般公開している。初夏の繁殖期以外はあまり泣かないといい、担当者は「運が良ければ本物の犬のような鳴き声を聞くことができる」と話した。

 

犬のような声で鳴くからイヌガエル。わかりやすくて、よい。

鳥羽水族館に初夏訪れると鳴き声を聞くことができるかもしれない、とのことだが、田舎だとたしかに初夏、日が暮れるとカエルの鳴き声がずっと続く時期がある。季節を感じさせる鳴き声なのだが、ひょっとして、イヌガエルが多数生息している地域では、初夏にイヌガエルがいっせいに鳴く、つまり「犬の鳴き声」が延々と聞こえてくるのだろうか?

「本物の犬のような鳴き声」、どんな鳴き声なのか、聞いてみたいです。

YouTubeで聞けました! ほんと、犬みたいだね!


台湾からやって来た「ワン」と鳴くカエルを日本初展示!

 

www.aquarium.co.jp

 

「Qアノン」

なんかあれなんだ、ニュースにまで出てくるようになって、メジャーマスコミのタガが外れた感が強くする。どうもこれ、日本で言うなら2ちゃんのまとめサイトとか、ああいう物件のことで、それがネット上でSNSを介してけっこうな数の人に影響を与えているから問題だ、みたいなことのようだが、ニュースで取り上げられたりすることによって、無い実体を与えられてしまってきてないか? そこまで大げさに言うようなことなのだろうか? 2ちゃんと共生してきたニッポンネットユーザーとしてはたいへん違和感を覚える事態が英語圏で起きているようにしか見えないのだが。

 前回の大統領選でトランプが勝利したときも、にわかにインターネット上のうろんなサイトの影響力がジャーナリストによって大きく取り上げられていたけれども、あれもとりあえず事情を説明するためのネタを拾ったみたいだった、アメリカの有権者はそんなに保守速報から影響を受けるのかね、投票した人ひとり一人に話を聞けば「なんとなく……」まで含めて、けっきょく自分で入れようと思った候補に入れましたという話にしかならないだろうに。

 こういうのを見ると、かなり前の記事だが、ブログ「わたしにも話させて」の、この記事を思い出してしまう。

watashinim.exblog.jp

こうした、大衆への「メディアの影響」を憂える言説は、左右問わず、当のメディアが最も好むものである。こうした言説は、自分たちは大衆への強い影響力を持っている、という自己肯定の言説だからだ。

ネットサイトの大衆への影響力を過大視するのも、この思考からの派生形だろう。

 香山リカ『テレビの罠』(ちくま新書)は小泉郵政選挙について語ったものだったが、読んだときに違和感が大きく、もともと香山リカ先生は時評みたいなのは不得手だからなあ、と、思ったんだけど、これも小泉郵政選挙の結果は大衆がテレビに流されたせいだ! みたいな論調で、林真理子中野翠が当時の小泉現象の妙さを自分なりにとらえて記しているのにくらべると、紋切型のモノの見方に乗った”エッセイストとしての才は乏しいのになぜか雑誌でよくエッセイを書いているインテリ”の典型に見えた。

 小泉郵政選挙についての記事も、ブログ「わたしにも話させて」に出ている。

watashinim.exblog.jp

ただ、私は「若者と女性がメディアに騙された」とは考えない。むしろ、彼ら・彼女らにとって、自民党に投票したのは合理的な政治行動だと思う。若者と女性の共通項は、「無知でメディアの影響を受けやすい」ではない。彼ら・彼女らの企業社会や会社での位置が、周辺的な点にある

 

 

SNSではマスコミ批判が目立つけれども(米大統領が先頭になってやってるけども)

根っこには、「大衆はこうだからぁ~」という、インテリ仲間同士では話のつなぎになるような見立てが、現実には外れまくっていて、立場上エライ人の言う事に反駁できないままぴんとのずれた見られ方をしているのを見せつけられる側にはうっぷんがたまっていて、それがSNSの普及と共にネット上にも多量にもれだしてきているのではなかろうか。

 

昔の2ちゃんねるは下品な悪場所ではあったが、まだインターネットを利用する人が大勢ではなかったので、文字通り悪場所として在れたけれども、携帯の普及に伴って広がったインターネット利用者の増加・一般化によって、なし崩しの変化に加速がつく一方のようだ。

 

桐野夏生『日没』は、そういう変化への小説家からのひとつの応えなのだろう。

 

 

 

 

林真理子、エッセーでギネスに

www.shikoku-np.co.jp

 文芸春秋は14日、週刊文春で連載されている作家、林真理子さん(66)のエッセー「夜ふけのなわとび」が「同一雑誌におけるエッセーの最多掲載回数」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。認定記録は今年7月2日時点の1655回という。

 林さんは「ネタがなくて辛いときもありましたが、37年間続けることができてうれしいです」「健康に気をつけて、あと20年くらい連載を続けていきたいと思います」とのコメントを発表した。

 連載は1983年「今宵ひとりよがり」としてスタート。タイトルを変えつつ、これまで34冊が文庫化され、文庫累計426万部という。

林真理子の文春連載エッセイは、ほんとにうまいですよね。エッセイは小説よりも人によって好き嫌いが分かれるものかもしれませんが、林真理子のは個人的な好き嫌いを言う前にうまいのは認めざるを得ないところがある。ギネス入り、おめでとうございます。

 

 林真理子といえば、50代以上の特に女性にとっては、80年代女子文化を切り開いたパイオニアの一人として記憶されているのではないでしょうか。アメリカの音楽シーンでいえば、マドンナが担った役割を、林真理子は日本の文筆シーンで果たしたと、少なくとも私は思っています。その後出てきた女性の物書きは、林真理子が切り開いた道を進んで来たといっていい。

 それで、ふと思い出すのは、林真理子がルンルンだった頃、つまり出版デビューして間もない頃ですが、『噂の真相』の読者投稿ページにですね、最近もてはやされている林真理子の本を読んだけど全然いいと思わなかったわ、という若い女子からのおたよりが掲載されていて、これがなんかもう、全然本として読んでいない、著者である林真理子を自分の気に食わない同級生みたいに捉えていて、それで「ああいう子私はきらい!」みたいなことを書いていてですね、そしてそれを、「女子の本音を書いていると評価されているようだが、このようなことを言っている女子もいるぞ(これこそ本音ではないか?)」というような調子で得意げに載せている『噂の真相』に、あー男がやりがちな女叩きのやり口、女の言う事はこういう風にしか聞いてませんので悪しからず(テヘペロ)な、反権威とかいってるけどこーいうのが巣くってるのねここは、みたいな感想を持ったこと。

 林真理子は出方が華々しかったし、デビュー以降ずーっと前進上昇し続けてきたせいか、マスメディア上で叩かれることも初期には多くて、しかし男性ライターに妙な言いがかりをつけられたら自分で反論できる人でもあった。そして、自分を客観視して自分のことを書くこともしてきた人だった。林真理子にくらべると、男性作家は甘やかされるというか、無駄に叩かれたりしないで済むんだなあ、と見ていて思った。女性が物書きになるというのは男性がなるのとは大分ちがうらしいと分かった。

 それで、いま小説読みの間で話題になっている、桐野夏生『日没』(岩波書店)なんだけれど、主人公の女性作家を苦しめるのは、上で大昔に『噂の真相』に載った林真理子嫌い投稿、あれがもっと生(なま)に出てきて、SNSなどで瀰漫していたのが現実を侵食してきて、ついに役人という手足の生えたものになってしまったものたちだな、というのがあって。ディストピアものだが、近未来というより現在と地続き過ぎる感じがあって怖いのです、『日没』。

 林真理子がギネス認定! というのと同時期に、桐野夏生『日没』という警世小説が話題になってるのは、80年代から隆盛した日本大衆女子文化のひとつの時代の終焉を示しているのかもしれませんね(なんか書いてておおげさな話になったなと自分でも思うけれども、まあ日記なんで今日はこんな風に思いましたという事です)

 

twitter.com

 

 

日没

日没

  • 作者:桐野 夏生
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本
 

 

 

北海島新聞記者がメモ漏洩

www.yomiuri.co.jp

 北海道新聞社(札幌市)の編集局報道センターに勤務する記者(31)が、道議会に関するオフレコの取材メモを、LINEで別の取材先に提供していたことが13日わかった。同社が同日の朝刊で、おわびの記事を掲載した。


 同社によると、9月30日に他の関係者から指摘があり、調査したところ、記者が今年3~9月頃、情報交換のため複数のメモを外部に流出させたことを認めた。同社は取材先に謝罪した。今後、記者や編集局幹部を厳正に処分する方針。

 間瀬達哉編集局長は「情報源の秘匿という記者倫理の根幹に反する許されない行為で、報道機関として極めて深刻に受け止めています。関係者に多大なご迷惑をおかけし、読者との信頼関係を損ねたことを深くおわびします。記者教育の徹底を図るとともに情報管理のあり方を見直し、再発防止に全力を挙げます」とコメントした。

 

LINEで、というのが今風でしょうかね。これは発覚したので取材対象者も謝罪してもらえてますけど、こうはならないまま漏洩されていた人、または漏洩が分かっても適当にあしらわれた人もいるでしょう。そういう扱いを受けないで済む人には分からないことでしょうが、いるんですよ、あるんですよ。それが世の中なんだとか薄笑いしながら「お勉強になりましたか?」風に諭されるんですよ!

 記者、せめて取材した人に対しては仁義を守って欲しい。でないと、記者になんか何も話したくなくなるから。(でも、もうそれでもいいのかもしれない、どうしても言いたいことがある人は、SNSで発信するだろうから)