駿河湾 サクラエビ豊漁 去年の44倍

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駿河湾の宝石「サクラエビ」が“豊漁” 不漁から一転…水揚げ量“44倍”も原因不明
テレ朝news によるストーリー • 水曜日

 静岡県駿河湾で始まったばかりのサクラエビ漁。関係者も驚くほどの豊漁で去年に比べてなんと、44倍です。

■漁師も驚き「満足いく量」

 ホースから次々と飛び出してくるのは、旬を迎えた「サクラエビ」。これは13日、静岡県駿河湾で行われたサクラエビ漁の様子です。

 ケースいっぱいに詰められたサクラエビは、次々と甲板に積み上げられていきます。

 “サクラエビ豊漁”の知らせを受け、番組は漁に同行しました。

 日中は水深200メートルから300メートルの深海に生息しているサクラエビ。夜になると、餌(えさ)を求めて浅いところまで上がってくるため、漁は夜に行われます。

 漁の方法は、2隻の船が1組となって行う「二艘曳き(にそうひき)網漁」。海の中にいる群れめがけて巨大な網を投入し、2隻で引いていくというものです。

 船のソナーには、サクラエビの群れと思われる反応がありました。赤い線が、網の位置を示しています。

 サクラエビ漁師 大正丸・熊谷好貢さん:「入りそうだと思う。網もそこそこの位置に行ってるようだし」

 別の船の漁師:「100から140(メートル)ぐらいだな」

 熊谷さん:「こっちはすごいですよ、幅がめちゃめちゃ。70から120(メートル)くらい。幅的に」

 熊谷さん:「(Q.結構いい反応?)そうですね、この幅が広いもんで。わりとエビの層が広がっているんじゃないかな」

 サクラエビがかかると、船同士を近付けて網を寄せ、その中にホースを投入。ポンプで海水ごと吸い上げていきます。

 熊谷さん:「だいたい150箱ぐらいは取れたかな、両方(2隻)で。1回の網でそれだけ入ったかな。(1ケース)15キロのエビにする。水が切れた時にそれくらいなので17から18キロで量ってます。そこそこ満足いく量は取れたと思う」

■店からも期待の声「遠くから大勢のお客様」

 国内では、駿河湾のみでしか水揚げされず、その美しさから「駿河湾の宝石」と呼ばれるサクラエビ。地元の飲食店にも、取れたばかりのサクラエビが運ばれました。

 静岡市内にある店では、新鮮なサクラエビを使った「かき揚げ」や、地元ならではの生サクラエビの「海鮮丼」が楽しめます。

 鮨処やましち 山崎伴子さん:「サクラエビは丸ごと食べられる。プチっとした甘さ、それは格別」

 久しぶりの“豊漁”に、店からも期待の声が上がります。

 山崎さん:「とてもうれしく、遠くから大勢のお客様が取れたことを喜んで食べに来てくれている。たくさん取れる時は、ものも良い。ちょっと大きくなっていてサラサラでとてもおいしい立派なエビ。色々な形でサクラエビを楽しんでもらえるよう工夫しています」

■2018年には記録的な“不漁”も

 毎年、春と秋に漁が行われるサクラエビ。2008年に1800トンを超えていた漁獲量は2018年、312トンにまで激減。

 記録的な不漁を受け、資源回復のため禁漁区を設けたり漁に出る回数を制限したりしてきました。

 サクラエビに詳しい専門家は次のように話します。

 東海大学 海洋学部 西川淳教授:「まず資源(サクラエビ)の取りすぎというのが1つ。それに加えてサクラエビの生息環境の変化というのがあり、具体的には黒潮の蛇行によって駿河湾内の植物プランクトンや動物プランクトンの生産力が少し低下。(さらに)サクラエビの産卵場の移動というのも要因の1つと考えている。ただ、しっかりとした根拠はまだない」

■去年の“44倍”の水揚げ 豊漁の原因分からず

 そんななか、解禁された今年の春漁。初日の水揚げは去年のおよそ44倍となる40トンで、今月5日の初競りでは床一面にエビを満載したケースがずらりと並びました。

 15キロあたりの平均価格も3万2750円と、去年よりおよそ2万円安くなりました。

 由比港漁業協同組合 大石達也専務理事:「ずっと不漁で苦しい思いをしてきた。初日なので何とも言えないが、少し不漁から抜けたという印象。ここ数年、保護区を設け調整しながら取らないようにしてきたから、その成果が出始めたのではないか」

 謎の多いサクラエビ。なぜこんなに復活したのか、詳しい原因は分からないといいます。

 西川教授:「産卵量などある程度分かっているが、特に幼生の間、どういうものを食べてどういうふうに成長して、どのくらい死んでいくとか、そういった研究は非常に限られている。どういう生き方をしているか、もう少し解明することで資源の回復につながると考えている」

(「グッド!モーニング」2023年4月19日放送分より)

メモとして。

こういうニュースが続きますよね。海で何が起こっているのだろう?

 

『世界』2023年5月号 宮城大蔵「失われたバランス 現代日本外交「三つの路線」をめぐって」

 

 小泉政権を起点とする第一次安倍政権以降の対外関係を概観し、これからの日本外交がどうあるべきかを探る。
 従来自民党保守本流の指導者には日中友好は「裏安保」だとする考えがあった。しかし小泉政権下での竹下派潰しによってそれまであった中国との太いパイプは失われた。その後の日中間のパワーバランスの変化もあって日中双方共に疑心暗鬼に陥りやすい状況になってしまっている。
 くわしくは『世界』5月号を読んでもらうとして、ここでは宮澤喜一のことばをメモしておく。

 戦後初期以来の長い政治的履歴を持ち、政界随一の知性派と目された宮澤は、筆者も同席したインタビュー(2001年)で、中国は仮に共産主義体制ではなくなったとしても、排他的で多元的な社会にはならず、政策決定面で透明性のある国にはならないだろうから、「やはり畏怖の対象となる国だと思います」とした上で、次のように語った。
「(日米同盟を基盤としつつ、中国と)何かこう緩やかな形でもいいですから、少しずつ毎日の接触があるような関係が育っていけば、その限りにおいて安心感がもてるようになると思います。それができなければ、日本国民は敏感に反応しますから、核保有だなどと激発してしまう心配があります。それはアメリカの意に反してやることではないでしょうが、隣国が不安な国だということになると、日本国民は敏感に反応せざるを得ないでしょう」
「その限りにおいて安心感がもてる」という言葉が重く響くが、要は意思疎通と信頼醸成ということだろう。それを欠いた場合、日本国民の不安は容易に核保有などに向かいかねないという宮澤の警句だが、そのような日本はアメリカにとっても厄介な存在となるだろう。
(引用元:『世界』2023年5月号 p.134 )

 

 

新郷由紀『老人たちの裏社会』宝島SUGOI文庫

 

目次:
まえがき
第1章 万引き
第2章 ストーカー
第3章 暴行・DV
第4章 売春
第5章 ホームレス
第6章 孤立死
第7章 生き地獄化する余生
あとがき
特別対談 黒川博行×新郷由紀

 

ピーコの続報を読んで思い出した本。老人といってもいろいろな人がいる。いわずもがなのあたりまえのことだが、戦後大衆文化をけん引してきた全共闘世代のとくに男性は、自分たちの上の世代を「古い」と切り捨ててきたせいか、そういうことをよく見ないまま、気がつかないまま、いま自分たちが老いてきている、そんな気がした。

(彼らがマスメディア上でその場の気分で放言したことが、浴びせかけられるだけの立場に甘んじなければならなかった者たちにどれだけ害を与えたか。もちろん、「そんなことで傷つくのがわるい」ということになっているので、彼らは直接報復はされない。しかし、祟ることは祟るんですよ。ざんねんながらね)

 

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小説家

これは私個人の意見ですが

小説家の言うことはロマンチックで全然かまわないと思っている。マスメディア上での発言であっても、小説家の言ったことは例えば報道番組に出て地域情勢の解説をしている専門家である先生方のとは別枠でとらえているから。

詩人や小説家をそういう枠に入れられるくらいのゆとりはまだ日本にある筈。

そう思いたいな。

三匹の子ヤギ

今週も元気に 😃

 

それと、サンジャポでピーコの無事が伝えられてたそうなので、先週の水曜日の日記に追記したよ。

nessko.hatenadiary.jp

讃岐さーもん

www.pride-fish.jp

 讃岐さーもんの養殖が始まったのは2011年。東日本大震災により東北沿岸部のサーモン養殖漁場が打撃を受け、東北内陸部の稚魚生産者は出荷先を失いました。それを知った香川県の漁業関係者が、被災地支援の意味も込めて稚魚を購入したことが、讃岐さーもんのはじまりです。
 成長を支える餌には、4種類のハーブ(ナツメグオレガノ、シナモン、ジンジャー)を配合した専用飼料を使用。ハーブは、筋肉中の脂肪の酸化と生臭さを抑える効果が期待されています。鮮やかなオレンジ色でぷりぷりの身質、魚独特の臭みが少ないさっぱりとした味わいが特徴です。また、鮮魚は活け締めをして出荷。1~2日後には店頭に並ぶスピード感が輸入サーモンとは異なります。
 波は小さいが潮の流れが速い瀬戸内海。栄養を蓄えて元気いっぱいに育った讃岐さーもん。サーモンの概念を覆すほどのおいしさを、ぜひ一度味わってください。

今が旬、ぜひお試しあれ ✨